心から尊敬する木村秋則さんはこうおっしゃいます。
土が汚れると海が汚れる
木村秋則語録36選より
日本の農薬使用量は世界一だということも、木村さんの著書で知りました。
農薬を使いすぎると
土が汚れ
地下水が汚れ
川が汚れ
やがては海の汚れにつながります
海が汚れるほどバクテリアが活発になり、
海の温度が上がり、
巨大な低気圧が発生するのだそうです。
土の汚れと
海の汚れと
異常気象
見えないところで全てはつながっているんですね。
木村さんと出会う何年か前のこと
レイチェル・カーソンの「沈黙の春」という本を読みました。
その本の中では農薬や除草剤が環境や野生の生き物たちにどんな影響を与えるのかが記さています。
正直、
読み進めるのが辛い本です。
それはまるで生き物達の悲鳴だから。
でもね、その本を読んだ時、
「かわいそうだけど、私にはどうすることもできない」って思ったんです。
だって、私は農家じゃないから。
農薬を使うとか使わないとか、それは私にはどうすることもできない。
そう思っていました。
それに、農薬を使わない野菜がどこで買えるのかも知らなかったんです。
カナダで知り合った友人達は、地球の環境のためにオーガニック野菜を選ぶと言っていました。
だけど・・・
スーパーに売っているオーガニック野菜はほんのわずかで、いつも売れ残っていて、新鮮じゃありません。
それって、オーガニック野菜を買う人が少ないから、ですよね。
私はここ数年ですが、できるだけオーガニック野菜(有機野菜)を買うようにしています。
そうすることで、環境に配慮して農薬を減らす(使わない)農家さんを応援することになるからです。
私は農家じゃないから、どうすることもできないと思っていたけれど
有機野菜を選ぶことで、地球に優しい農家さんを応援することにつながる。
地球に優しい農家さんが増えれば、日本の農薬使用量が世界一なんて状況も変えられるのではないかと思いました。
私は農家じゃないけど、
できることがあったんだ。
最初は、有機野菜を選ぶことで、地球に優しい暮らしにつながるからという理由で買い始めました。
でもね、
有機野菜の味って普通の野菜と全然違うんです。
私が特にそれを感じるのは、
ニンジンとトマト!
手の込んだ料理をしなくても、そのままでとっても美味しい。
今では純粋に、
おいしいから有機野菜を選んでいます。
ということで、
今日は私がふだん使っている有機野菜のお取り寄せを紹介したいと思います。
坂ノ途中
坂ノ途中は「100年先も続く、農業を」をビジョンに、主に新規就農者と提携。
有機農業や無農薬栽培で、収穫量が不安定になりがちな新規就農者を応援したいという想いに共感し、野菜の定期宅配を利用しています。
坂ノ途中の面白いところは、普段はなかなか出会えない珍しい品物を取り扱っている点。
掘り出し物を見つけたら、野菜セットと一緒に届けてもらえるのが嬉しいです。
ウェブサイトはデザインもおしゃれで、読み物としても楽しめます。
また、料理が苦手な私にとっては、届いた野菜のレシピが見れることが一番の魅力。
献立を考えなくて済むのも助かります。
坂ノ途中で届いたお野菜セットは下記の記事で紹介してます。
ビオ・マルシェ
ビオ・マルシェは1983年創業時より、有機農業を広げ持続可能な社会づくりに取り組む企業です。
ビオ・マルシェの想いにはこんな事が書かれていました。
自分のものさしで、自分らしく生きること
自然に寄り添い、自然を感じ、自然を知る。オーガニックな暮らしが習慣になると、自分の中にものさしが生まれる。それは、自分らしく生きるために何が大切なのか見極めるものさしになる。時代にも人にも流されることなく、毎日を自分のものさしで丁寧に生きる。オーガニックは、自分らしく生きるための種と言えます。
引用:https://biomarche.jp/about
自分らしく生きること、
それは自分を大切にすることです。
自分を大切にすることは
地球を大切にすることでもあります。
地球を大切にする暮らしは、
地球に優しい方を選ぶことだと私は思います。
自分にとって何が大切なのか
子供達の未来に何が大切なのか
地球にとって何が大切なのか
自分のものさしで決めればいい
ビオ・マルシェのあり方は有機野菜を押し付けるでも
強烈にアピールするでもなく
ただ、いいと信じること、価値があると信じることを提供する
そんな謙虚で、だけど、凛とした精神を感じます。
ビオ・マルシェのお試しセット
ビオ・マルシェには初回限定・特別価格1,500円(税込・送料無料)で試せる「お試しセット」があります。
「有機野菜のお取り寄せってどんなだろう?」
そんな初心者さんにも安心して試せる野菜セットです。
お試しセットの内容は下記の記事にまとめました。
食べチョク
もう一つ紹介したいのは、日本最大のオンライン直売所「食べチョク」の野菜定期便です。
食べチョクの一番の魅力は、農家さんと直接つながれる事だと感じます。
応援したい!と思える農家さんから直接購入できる素敵なシステムです。
創設者である秋元理奈さんの著書を読んで、食べチョクに込められた想いを知りました。
色鮮やかな農地を取り戻したいという想いが込められた、ビビットガーデンという社名
農業をよくしたい
農業に貢献したいという思いで
農家さんと向き合う姿勢に感動しました。
秋元さんの実家は農家
実は、私の実家も農家です。
父は自分で育てたお米を毎年送ってくます。
だけど、
父が農業を辞めたら、田んぼは、畑は、どうなるのだろう?
いつか自分が農家になるかもしれない、なんて考えたこともなかったけれど
「食べチョク」のような企業があるのなら、
そんな未来もいいかもしれない、と思いました。
食べチョクコンシェルジュで届いた野菜は下記の記事で紹介しています。
オーガニック食品を食べている、というと
意識高い系、みたいに言われることがあります。
何だかね、とても悲しくなります。
特別なことではないんです。
有機野菜やオーガニック野菜が当たり前になることを願わずにはいられません。
▽プラスチックフリー生活、今日からできること
▽カナダで学んだ幸せに暮らす小さなコツ