プラスチックフリーを生活に取り入れ始めてもうすぐ1年が経ちます。
きっかけは海に浮かぶポテトチップスの袋を見つけたあの日

それまでの私は、プラスチックによる海洋汚染について
「悲しいけれど、私にはどうすることもできない」
と思っていました。
だって、
海にゴミをポイ捨てしたりしないから。
実際には、
海の汚染はゴミのポイ捨てだけが原因ではなかったのです。
そんなつもりは全く無いのに、
普段の何気ない習慣が、海洋汚染の原因になっているかもしれません。
今日は私がプラスチックフリーを意識して生活するようになったこの1年を振り返り
誰でも簡単にできるプラスチックフリー生活のアイデアを紹介したいと思います。
プラスチックフリー生活の極意

まず最初にプラスチックフリー生活の極意ともいうべき大切な心構えについて、一言だけ言わせてください。
それは、
「完璧を目指さないこと」
です。
現代の日本において、完全なプラスチックフリーで生きることは限りなく不可能に近いと私は思います。
例えば、
スーパーで買い物をするとき、完全にプラスチックフリーの物だけを買おうと思ったらほとんど何も買えません。
プラスチックのものは絶対に使わないようにする、それなら雨が降ったとき、傘が使えません。
プラスチックフリーを意識しだすと、プラスチックが悪に思えてきます。
でも、もともとは私たちの生活を豊かにするために生み出され、今では生活の隅々にまで広がっています。
ありがたく使わせて頂きながら、減らせる部分は減らす、そういう意識でいいのだと思います。
プラスチック製品をつかったからと言って罪悪感を感じない事
自分を責めない事
100%プラスチックフリー生活をする人が1人いるよりも、
ほんの少し、プラスチックを減らす「プラスチックレス」の人がたくさん増えることが、
地球にとってよいこと。
天然素材の食器洗いスポンジに変える

まず最初に私が取り組んだことは、コットン糸で編んだ食器洗いを使うことです。
「エコたわし」と言えば、アクリルの糸で編んだ「たわし」が良く知られています。
アクリルたわしは洗剤不要で食器を洗えるから「エコ」という理由です。
しかしながら、
アクリル糸は化学繊維です。
「マイクロプラスチック」という言葉を聞いたことがありますか?
マイクロプラスチックとは直径5㎜以下の小さな小さなプラスチックの「かけら」のことです。
世界中の海を漂っていて、魚たちの体内に蓄積され、やがてそれを食べる人間にも悪影響を及ぼすのでは、
ということで世界中で問題視されています。
そのマイクロプラスチック問題について私が知ったのはつい1年前の事でした。
プラスチック製の食器洗いスポンジを使う度に、
小さなプラスチックの欠片が排水溝から海へ流れ出ているなんて、
私は無意識のうちに海を汚していたのです。
まずは、食器洗いの素材に目を向けてみてください。
様々な天然素材の食器洗いがあります。
セルロースとは植物由来の天然繊維でできていて、環境に優しい100%天然素材のスポンジです。
編み物好きな方はぜひ、天然素材で本当の「エコたわし」を編んでください。

私が作ったオーガニックコットンの食器洗いもこちらで販売しています。
液体洗剤を固形石鹸に変える

以前の私は液体洗剤のオンパレードでした。
食器洗い洗剤、ハンドソープ、シャンプー、ボディーソープ・・・
これら全て固形石鹸に変えました。
- 固形石鹸の方が液体洗剤より本当に環境に優しいのか?
- 固形石鹸の方が環境に優しいとは限らない!
様々な意見があります。
でも、
私が思う、液体石鹸より固形石鹸の方が環境に優しい理由は、それを入れるためのプラスチック容器が不要だからです。
詰め替え用であっても、結局はプラスチックのパッケージに入っています。
私は以前はアレッポの石鹸という海外の石鹸を愛用していたのですが、最近は日本で作られた日本製の地球に優しい石鹸を使うのが楽しみになりました。
地球に優しい石鹸という視点で探してみると様々な石鹸が見つかります。
ところで、
石鹸シャンプーって試したことありますか?
私は10年程前に一度トライしたことがあるのですが、あまりにキシキシして、とても続けられませんでした。
今回、改めて固形石鹸で髪を洗う事にチャレンジしました。
キシキシを乗り越えるにはコツがあったのですね。
今ではすっかり石鹸シャンプーの心地よさが気に入っています。
もう二度と液体シャンプーに戻ることはないと思います。

瓶入りの調味料を選ぶ

続いて今日から始められるプラスチックフリーは、「瓶入りの調味料を選ぶ」です。
スーパーで買い物をするとき、出来るだけプラスチックのパッケージに入っていないものを探してみてください。
これ、もう本当に難しいんです。
日本のプラスチック包装は過剰すぎるのですね。
海外のスーパー、私が暮らしていたカナダでは野菜なんかはそのまま山盛りにどさっと置かれていて、量り売りなんです。
日本でプラスチックパッケージに入っていない野菜って少ないですよね。
オーガニック野菜なんかも1つ1つプラスチックのパッケージに入っていて、ちょっと複雑です。
しかし、鮮度を保つためにはプラスチックパッケージが必要とも思います。
プラスチックを削減するために、食品ロスが増えれたら意味がないような気もしますし。
せっかく地球に優しい方法で育てた野菜なら、販売するときも地球に優しい方法で、というのが増えればいいなと思いますが、なかなか難しいのかもしれません。
話が少しそれましたが、そんな日本の状況で、比較的簡単に脱プラスチックできるのが「調味料」です。
大抵のスーパーで、醤油、みりん、油などはペットボトル入りと瓶入りの選択肢がありますよね。
瓶入りを選ぶことでプラチック削減になります。
更に、
瓶入りの調味料ってちょっとこだわった、ちょっといいもの
なので、シンプルな料理がおいしくなります。

天然素材のエコバッグを使う

レジ袋の有料化が始まり、マイバッグを持ち歩く事が定着しつつあるのではないでしょうか。
ところで、
あなたはどんなマイバッグを使っていますか?
私は自分で編んだネットバッグを持ち歩いているのですが、

市販されている「エコバッグ」という名のプラスチック製の袋を見る度に、違和感を感じずにはいられません。
プラスチック削減の為のレジ袋有料化ではなかったでしょうか。
それなら、
レジ袋の代わりに使うマイバッグも「プラスチックフリー」のものを選んでください。
ただ、
マイバッグ(エコバッグ)の方が、プラスチック製のレジ袋より環境負担が大きいという話もあります。
どういうことかというと、
マイバッグを生産し、輸送し、販売するのに環境に負担がかかるという考え方です。
それは、確かにそうなのかも知れません。
でもね、私が思うのは、天然素材のものは土に還るけどプラスチックは何年も何百年も、地球上に残り続けるんです。
それってなんか、不自然だなってことなんです。
一つのエコバッグも長く大切に使い続ければ、その”環境負荷”のことも解決できるのではないかと考えています。
だからやっぱり天然素材の方が、地球に優しいと私は思うんです。
私が編んだエコバッグは下記で販売しています。
ネットショップは>>こちらから
ペットボトルの飲み物を買わず、マイボトルを持ち歩く

続いて、こちらも実践されている方が多いかもしれませんが、マイボトルを持ち歩くことです。
ペットボトルの飲み物は、災害時や緊急時には本当にありがたい存在です。
だから悪者扱いするのでななく、
必要な時にはありがたく使わせていただく。
でも、
普段の生活ではマイボトルに飲み物を入れて持ち歩くことでペットボトルの削減につながります。
恥ずかしながら告白すると、
以前の私は毎日のように仕事前にコンビニに立ち寄って、その日の飲み物を買っていました。
自宅でお茶を淹れてマイボトルに入れて持っていくだけで、プラスチック削減になり、節約にもなりました。
ただ、
お水だけは買い続けていたんです。
水道水はおいしくないから。
今は竹虎さんの竹炭で水道水を浄水しておいしく飲んでいます。

お弁当を作る

最後に紹介するのがお弁当を作るです。
なぜお弁当作りをするのがプラスチックフリーになるかというと、
市販のお弁当のほとんどはプラスチック容器に入っていますよね。
なので、
毎日お弁当を作ることは、とってもエコな習慣だったんです。
私の場合、
節約の為に始めたお弁当作りは1週間しか続かず、
健康の為に始めたお弁当作りは1カ月しか続かず、
プラスチックフリーの為に始めたお弁当作りは1年続いています。
結果として節約になり、健康的になっているという、、、
地球に優しい事を基準にすれば
すべては丸く収まるような気さえしています。
まとめ
プラスチックフリー生活の為に今日からできる6つのアイデアをご紹介しました。
是非始められそうなものから、少しづつ生活に取り入れてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
