会社を辞めてカナダへ行くと言った時
周囲の反応はさまざまでした。
「すごいね〜。がんばってね。」
(・・・全然心がこもっていない・・)
「俺も若い頃もっと遊んでおけばよかった。」
(・・・遊びに行くわけでは・・・)
「えっ!大丈夫!?仕事辞めるの!もったいないよ!!!」
(・・・・・・・)
カナダに行くことを本当に応援してくれる人は誰もいなかったように思います。
安定した仕事について、働いて、結婚して、普通に暮らすのが一番。
「夢」なんて言葉を口にするのは恥ずかしいような空気さえありました。
正直に言えば、今でもそうです。
「○○をやりたい」と誰かが言えば、必ず否定する人がいます。
○○は大変だからやめた方がいい。
私はそういうとき、本当に心が痛みます。
大変かどうかなんてやってみなければわからない。
大変だったとしても、やってみることに意味がある。
やりたかったけど、やれなかった、やらなかった、そんなふうに生きていくことの方が私は辛いと思うのです。
海外に行きたい、という人から度々相談を受けます。
そんな時、私は絶対に否定しません。
どんな状況にいる人でも、絶対に夢を諦めないでと言います。
そうすると必ずみんな笑顔になるんです。
応援してくれる人が一人でもいるとホッとするんです。
私にとってはカナダのおばあちゃんがそうでした。
Don’t give up on your dreams.
おばあちゃんはいつもいつも言ってくれました。
「夢を諦めないで」と。
あの頃、私はカナダに移住するのが夢でした。
どうしたらカナダで暮らせるか、どうしたら大好きな場所で、大好きな人と暮らせるか
そのためならなんだってできると思っていました。
でも、現実はそう簡単ではなかったのです。
いろいろなハードルがあって、結局カナダに移住する夢は叶いませんでした。
いいえ、正しくは、まだ叶えることができていません。
私はカナダで出会ったおばあちゃんのように
夢を諦めないでと言える大人でありたいと思っています。
そして、私自身も
夢を諦めないで生きていきたいと思っています。
世界中を旅したおばあちゃんのように
いくつになっても夢を持ち続けたいと思っています。
だからどうかあなたも夢を諦めないで
そして、夢を諦めないでと言える人であってください。







