18歳の夏休み、私は念願だった海外語学留学へ
大反対していた父をどうやって説得したか、今となっては思い出せないけれど
確か・・・
留学したいと頑張ってきたのに
どうやっても父を説得できないと思ったら何もかも嫌になって
勉強も学校に行くのも嫌になって、投げやりになって
そしたら見かねた父が夏休みの2週間だけ認めてくれた
そんな経緯だったような気がする
2週間の短期とはいえ、海外留学ができることになった
海外に行ったことのない超心配性の父が
英語もままならない娘をたった一人で海外に行かせる
どれほどの葛藤があったか…
行かせてくれたことを本当に感謝している
私にとって、この夏休みの語学留学が人生で一番のチャレンジで
人生で最良のチャンレンジだったと思っている
20年以上経った今でも覚えている
初めて乗った国際線の飛行機はデルタ航空
シアトル経由バンクーバー行き
バンクーバーに行くために経由便を使ったのはあの時だけだ
よりによって初めての海外でなぜに、経由便を選んだのか・・・
今の私なら絶対に直行便にする(笑)
怖いもの知らずだった
夢だった海外留学
やっとやっと夢が叶う
乗り換えちゃんとできるかな
英語通じるかな
無事に帰ってこれるかな
そんな不安は微塵もなかった
シアトルに着くと、英語が全然聞き取れなかった
どうやって乗り換えたら良いかわからず、ふらふらとさまよい
出発時間ギリギリになって、ようやく空港職員に声をかけた
「アイ ウィル ゴー トゥー バンクーバー」
チケットを差し出すと、その人は目をまんまるに見開いて
私の腕を掴んで猛ダッシュ
なんとか出発に間に合った
心臓が飛びだしそうなほど、ドキドキした
たった一人の大冒険
楽しかった。
今の私は不安だらけでチャレンジができない
18歳の自分が笑っている
やりたいならやればいいのに、と。