先日、十数年ぶりにラーメン博物館へ行きました。
おいしいラーメンを食べながら思ったことは…
「みんなちがって、みんないい」
金子みすゞさんの言葉です。
みんなそれぞれ違っていて
違う魅力がある。
ラーメンも人間も。
それがいい。
ラーメン博物館って日本全国のいろいろなラーメン屋さんが集まっています。
期間限定のお店もあるので、どんなラーメンが食べられるかは一期一会です。
ミニサイズのラーメンもあるので、複数のお店で食べ比べするのがおすすめ。
今回、私が食べたのは、
利尻らーめん味楽さんのミニ焼き醤油ラーメン

ずっと昔、一緒に働いていた人が利尻島に行った時、昆布がすんんごく美味しかったと言っていたのを思い出して、
そんな、すんごく美味しい昆布を使ったラーメンを食べてみたいと思ったのです。
で、お味はもう、すんごく美味しかったです。(笑)
濃いめの醤油ラーメンですが、スルスルっと食べられます。
ミニサイズじゃなくて、普通サイズにすればよかったと思うくらい、本当に美味しかったです。
なにせ、飛行機とフェリーを乗り継いで8時間もかかるラーメン屋さんですからね。
この機会を逃せば、一生食べられないかもしれない、そんな貴重なラーメンでした。
2杯目は、龍上海本店さんのミニからみそラーメン

1杯目が醤油ラーメンだったので、2杯目は味噌ラーメンが食べたいなあと思って
そして「超がつくほどもちもち」という麺を食べてみたかったのです。
辛いものがあまり得意ではないので、ちょっとだけ心配でしたがそこまで辛くはなかったですよ。
確かに極太の麺はもちもちで、ボリュームがありました。
2杯でお腹いっぱい。
3杯行きたかったけれど、諦めました。
ところで、ラーメン屋さんって女性一人で入るの気が引けません(?)
私だけ(?)
ラーメン博物館は一人でも意外と平気でした(^ ^)
今回のラーメン博物館、実は5人で行ったのですが
それぞれみんな好きなラーメンを食べようってことで別行動になったんです。
昔の私なら、誰かに声をかけて一緒に行きません?と誘ってたかもしれないけれど
今回は、自分が本当に食べたいラーメンを選ぶ、その練習です。
私は本当は何を食べたいんだろう?
どうしてそれを食べたいと思ったんだろう?
そんな風に自分の心と向き合う時間。
ラーメンくらいで大袈裟、と思われるかもしれないけれど
最近の私にとって、自分の心の声を聞くというのが重要なテーマになっています。
いつもいつも他の誰かの食べたいものにあわせていると
自分が本当に食べたいものがわからなくなるんですよね。
これって食べ物だけの話じゃなくて、
自分の考えとか、価値観とかも、周りに合わせてばかりいると
本当の自分の気持ちがわからなくなるんです。
ずっとずっと、そうやって周りに合わせて生きてきたから
その方が楽なんですよね。
だから、ラーメン博物館で本当に食べたいラーメンを食べるというのは
自分の気持ちを大切にする、小さな一歩。
とても良い練習になりました。
そしてラーメンを食べた後は、レトロな喫茶店に集まっておしゃべり。
5人それぞれが好きなラーメンを食べて、選んだ理由も違っていて…
それで私は思いました。
ラーメンも人間も違っているから魅力的なんだよなあって。
醤油、味噌、とんこつ
あっさり、こってり
細麺、太麺
いろいろな味があって、それぞれに違いがある。
だから、あの場所は楽しい。
それなのに、
どうして人間は他の人と同じになりたがるのだろう。
違う自分を隠そうとするのだろう。
人にはそれぞれ違った魅力がある
誰かと比べる必要はない
隠す必要もない。
その「違い」がその人の「魅力」
その「違い」を隠してしまえば、「魅力」は伝わらない。
「違う」ことが魅力。だから「違っていい」
頭ではそう考えられても、心が受け付けない。
きっと怖いのだと思います。
違う自分を否定されることが、拒絶されることが。
でも、自分だけはそんな自分の味方でいてあげたい。
違っていてもいいじゃない、と。
それがあなたの魅力だよ、と。
そう、自分で自分に言ってあげたい。
そんなことを考えた、ラーメン博物館での1日でした。
私が醤油ラーメンを選んだ理由はきっとこれ。。。







