カナダのおばあちゃんとスペシャルなチョコレートの思い出

カナダのおばあちゃんは時々スペシャルなチョコレートをくれました。
夕食後にコーヒーを淹れて、おばあちゃんの好きな音楽をかけて、一緒にチョコレートを食べるんです。
おばあちゃんが世界各地を旅した写真を見せてもらいながら、旅先での思い出話を聞くのはとても楽しい時間でした。(とはいえ、私の英語力ではおばあちゃんの話の半分くらいしか理解できませんでしたが・・・)
いつも優しくて、穏やかだったおばあちゃんでしたが、たった一度だけ穏やかではない雰囲気になったことがあります。
私の英語力が無くて、状況を理解できなかったのですが、
なんでもおばあちゃんが用意した夕食を、おばあちゃんが思う通りのペースで提供できなかったようで、そのことで家族にイラついてしまった(?)ようなのです。
そんなことで怒ったりする人ではないと思うから、もしかしたら他に何か理由があったのかもしれませんが、とにかくいつものおばあちゃんとは違っていて、
イライラした感じで、早口に何かを言って、部屋に閉じこもってしまったことがあったんです。
あのおばあちゃんでもこんな風になるのだと思いました。
いつでも完璧でいられる人なんていない。
イライラしたり、落ち込んだり、それが自然なんだと思いました。
私には完璧に見えたおばあちゃんももしかしたら色々あって、スペシャルなチョコレートを食べながら、自分で自分を励ましたりしていたのかもしれません。
日本に帰国し、私は時々おばあちゃんの真似をしてスペシャルなチョコレートを買います。
スーパーで売っているお買い得品のチョコレートではなくて、チョコレート専門店で売っている一つ一つ丁寧に作られたスペシャルなやつです。
自分に自信が持てなくなったり、
何となく元気がなかったり、
やる気がでなかったり、
そんな時は、スペシャルなチョコレートを買って、頑張っている自分にご褒美をあげることにしています。
誰かに認めてもらうことよりも、褒めてもらうことよりも、まずは自分で自分を認めて、褒めてあげる事が必要なんだと思います。
人は完璧じゃなくてもいいんだよ。
私の好きなチョコレート
















