かつて海外文通が趣味でした。
ポストの中に海外から届いた手紙を見つけるたび
どんな1日でもハッピーな1日に変わりました。
英語では、
”You made my day!”
と言ったりします。
あなたが私の今日を作った
=あなたのおかげでハッピーな1日になりました
という意味。
英語ってこういう表現が素敵だなと思います。
世界中の心優しい人達の言葉で、
目の前の悩みは、ほんのひとときどーでも良いことに思えました。
世界にはこんなにも素敵な場所があって、
こんなにも素敵な人たちがいるんだ。
いつか自分の目で見てみたい、
会ってみたい。
そう思えることが、日々を生きるかてにもなりました。
今でも手紙を読み返すと
本当に幸せな気持ちになります。
一生の宝物です。
海外文通をしていた当時、
私は自分のプロフィールに「私を幸せにするもののリスト」を載せていました。
たしか、こんな感じだったと思います。
- 海辺を歩いて貝殻を拾うこと
- 雨の音を聴きながら眠ること
- 春の始まりの風のにおい
- 満開の桜の花
- 夕焼けの空の色
- 外国語で書かれた絵本
- 灯台の写真
- ふわふわの動物を眺めること
- たくさんの野菜を煮込んだスープ
- 編み物ならなんでも
- チョコレートなしには生きていけない
そして、最後に「あなたを幸せにするもののリストを教えてください。」とメッセージを残しました。
そんなわけで、私の元に届いた手紙にはいつも誰かの幸せリストが書かれていました。
「私も雨が好き。雨は世界で一番ゆうかんだと思う。だって、落ちる(drop)ことを恐れていないから」
そんなことを言ってくれた人がいました。
「あなたはとてもロマンチックな人なのね」
と言う人もいました。
外国語の絵本や、灯台の写真や、ふわふわの動物の写真をプレゼントしてくれる人もいました。
お返しにその人を幸せにするもののリストの中から何かをプレゼントするのは、とても幸せな瞬間でした。
もしも落ち込むことがあったら
あなたを幸せにするもののリストを作ってください。
そして、その中の一つを自分にプレゼントしてください。
もしも、誰かが落ち込んでいたら
その人を幸せにするもののリストを聞いてください。
そして、その中の一つをその人にプレゼントしてください。
そうすれば、世界はきっとほんの少し幸せな場所になると思うのです。