こんにちは。海と糸です。
このブログは地球にやさしい暮らしと編み物をテーマに
初心者さん向けの編み物レシピを紹介しています。
私が初めて編み物をしたのは
もう何度も書いていますが
確か中学生くらいのこと
なぜだか急に編み物をやってみたくなり
母が白い毛糸と棒針を買ってきてくれて
マフラーの編み方を教えてくれました。
残念ながら
私は途中で飽きてしまって
マフラーが完成することはありませんでした。
母は普段から編み物をするような人ではなかったのですが、
突然編み物をやりたいと言い出した娘に
どうせすぐ飽きるとか、言わずに
めんどくさがらずに、
材料を揃えて教えてくれたことを思うと
いいお母さんだったのだなあと
今更ながらに感謝の気持ちが湧いてきました。
遅いですね(笑)
それでね、
あの時挫折したマフラーにもう一度チャレンジしてみようかな、
となぜだか急にそんなことを思ったのです。
そんなわけでこの記事では
私が人生で初めて編んだ(正確には編もうとした…笑)
白い毛糸のボリュームマフラーを再現したいと思います!
このレシピで使う糸と道具
まず最初にこのレシピで使う毛糸と道具を紹介します。
毛糸は、DARUMAのメランジスラブを5玉使います。
この糸は太いところと細いところがあって
ランダムに凸凹しているのが特徴です。
なので、編み目がちょっとくらい不揃いでも目立たないし、
塊がついた部分が模様のようになる
おもしろい糸なんです。
私は「きなり」を選びましたが、フォレストグリーンやナイトブルーも素敵だと思います。
編み棒は、7ミリです。
7号ではなく『7ミリ』ですのでご注意ください。
7ミリは結構太いです。
ちょっとゆるめに、ザクザクと編み進めてください。
私は手持ちの33cmの編み棒を使いましたが、
もし購入される場合は、23cmの短い棒針でも大丈夫です。
とじ針もご用意ください。
フリンジをつける際にかぎ針を使います。
この記事では10号のかぎ針を使用していますが、10号でなくてもお手持ちのかぎ針で大丈夫です。
極太毛糸で編むボリュームマフラーの編み方
では、ここからはマフラーの編み方を紹介していきます。
この記事では、棒針編みの基本の編み方の解説は省略させていただきます。
下記の記事で詳しく解説していますので、最初にご覧ください。
下記の記事ではマフラーの編み方についてより詳しく解説していますので
こちらもあわせてご覧いただくと分かりやすいかと思います。
このレシピで編むマフラーの幅はおおよそ20cmです。
編み始めは糸はじから、60cm(+気持ち長めに)の位置に「作り目」を作り、
1段目は作り目を25目編んでください。

2段目は全て裏目を編みます。
2段目を編み終えたところです。

3段目は全て表目を編みます。
3段目を編み終えたところです。

4段目以降も、裏目・表目・裏目・表目と交互に編んでいきます。
裏目側の編み地はこのようになります。

表目側の編み地はこのようになります。

1玉編み終えたところです。おおよそ38cm位編めました。
(※編む人の力加減で異なります。)

糸の凸凹したところが、模様のように見えませんか?

新しい毛糸を写真のように結んで編んでいきます。
新しい段に変わる時に糸を繋ぎます。

同じようにして、4玉半編んだところです。

編み終わりはふせどめをします。

糸はじは10cm程残して切り、編み目を広げて通し引き締めます。

ふせどめ、編み終わりの糸処理の仕方は棒針編みの基本の記事で解説していますので、
そちらをご覧ください。
編み始めと編み終わり、繋ぎ目の糸をとじ針に通し、編み地に潜らせ切ります。

続けて、フリンジを作ります。
まずは毛糸を15cm位の長さに切ってください。
15cmよりちょっと大きいですが、最後に切り揃えるので、だいたいで大丈夫です。

編み地のはじにかぎ針を通し、フリンジ用の毛糸を2本重ねて、引き抜きます。
ポイント:裏目側からかぎ針を通してください。

大きな輪を作り、その中に糸端を通して、引き締めます。

これでフリンジが1つ付けられました。

同じようにして2つ目の編み目にもフリンジをつけます。

3つ目以降も同じようにフリンジをつけます。
裏目側は編み目が分かりづらいので、表目側から見て等間隔になるようフリンジをつけてください。

フリンジを23個つけたところです。

長さを切り揃えます。
(※あえて切り揃えず、バラバラでも味があってかわいいかなと思いますが、ここはお好みで)

反対側にも同じようにフリンジをつければ、完成です!
このマフラーは編み地が丸まりやすいです
この編み方は、編み地の両側がくるんと丸まりやすい特徴があります。

ウール用の洗剤で洗って、平らにして乾かすと
だいぶおさまり、扱いやすくなりますが、
やはり、使っているうちに丸まってきます。
ぐるぐるっと巻いて、フリンジがちょこっと見える感じに使うと
そんなに気にならないかと思います。

私はこの丸まってる感じが手作りっぽくて好きなのですが、
丸まらない方がいい!
という方は下記の記事で紹介している編み方だと丸まらずに編めます。
最後に・・・
子供の頃初めてチャレンジして、
挫折したマフラー
30年の時を経て、完成しました(笑)
母が教えてくれた編み方は
表目と裏目を交互に繰り返す編み方
そのことだけは今でもよく覚えています。
あの時完成させられなかったマフラーを、今完成させることができて
心の中の小さな私がとても喜んでいるのが分かります。
ああ、こんな真っ白なマフラーを作りたかったんだね( ´ ▽ ` )







