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親愛なる、私の守護天使たち

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高校生の頃、私は本屋さんでとある1冊の本を買いました。

中森じゅあんさんという方の本で、天使からのメッセージが書かれた小さな本でした。

 

 

その本を読むと心が落ち着いて、優しい気持ちになれたのでお守りのように

いつもカバンの中に入れて持ち歩いていました。

 

 

ある日、その本を読んでいると、クラスメイトの友人が

「何読んでるの?」と声をかけてきました。

私は、なんのためらいもなく「これだよ」と本を見せました。

 

 

その本を見た友人は一瞬固まって、

まるでかわいそうな人を見るような、残念な人を見るような目で私を見て

「こんな本読んでるんだ」と、軽蔑するような言い方をしたのです。

 

 

その瞬間に私の心はピシャリと閉じられ、

こういう本を読んでいると軽蔑されるんだ、と思い

天使がいると信じている自分が恥ずかしくなりました。

 

 

それ以来、天使とか妖精とか見えないもののことは心の奥深くに閉じ込めて

鍵をかけて、関わらないようにしようと決めました。

 

見えない存在に頼るのは恥ずかしいこと。

現実を見て、ちゃんと努力しなくちゃ。

そう考えるようになりました。

 

 

 

こんな私でしたが、数年前

「守護天使からのメッセージを受け取る」というセッションを受けました。

 

 

仕事やプライベートのことで心身共にクタクタで、

大好きな編み物もできなくなり、寝込む日々。

 

 

藁にもすがる思いでした。

誰にでも、生まれた時からその人を見守る守護天使がいるのだそうです。

 

 

もしも本当にそんな存在がいるのなら、

助けてほしい。こんな苦しみから助け出してほしい。

そう思いました。

 

 

もちろん、本当に守護天使という存在がいるのかどうか

そんなことは誰にもわかりません。

 

でもね、私がいると思えば、それは「いる」んだと思います。

 

 

 

そのセッションで私がイメージした守護天使は2人いて、

一人は山伏のような格好をした、大きな男性で、寡黙でどっしりと立っている、そんな感じ。

もう一人は小さな子供のような感じで、山伏の天使の周りをクルクルと回っている、そんな感じでした。

 

 

ある時、夜中に突然お腹が痛くなって苦しんでいたら

「お水を飲んで」と、小さな子供のような声がしました。

それで、キッチンへ行ってお水を飲みました。

 

しばらくすると、今度は「毛布をかけて」と聞こえて

押し入れの中から毛布をひっぱり出してきて、毛布にくるまって眠りました。

翌朝にはすっかりお腹が痛いのがなおっていて、

「ああ、きっとあの小さな守護天使が助けてくれたのだな」と思いました。

 

 

私の守護天使たちは、話しかけても何も答えてくれないことも多いけれど

時々、ふっとメッセージをくれることがあります。

 

 

ブログを全然書けなくなっていた時にも、

「どーってことない普通のことを書いて」と聞こえて。

「あなたの言葉に癒される人がいるよ」と言ってくれました。

 

 

今でもブログに書くことが何も浮かんでこないときには、

どーってないことない普通のことや、

読んだ人の心がほんの少し、ゆるむような

そんなことを書くようにしています。

 

 

目に見えないものを信じない人にとっては、

なんというか、滑稽な話に聞こえるかもしれないけれど

何を信じるかは本当に人それぞれ。

過去の私のように、信じたくても拒絶してしまう人だっている。

 

 

だけど、私を見守ってくれる存在がいる、そう思うことで

少しでも心がホッとしたり、安らいだりするのなら、それでいいのではないかと

今は心の底から、そう思います。

 

 

そうそう、この前、中島敦さんの手紙展に行きたいと思って

なのに、ウダウダ行かずにいて、そしたら

「つべこべ言ってないで、行け!」って言われた話を書いたけど

あれはきっと、山伏のような守護天使の言葉だと思うのよね。

手紙って、やっぱりいいよね。中島敦の手紙展に行きました。 先週のこと、 よく行く本屋さんで、あるチラシを見つけました。 中島敦の手紙展 おとうちゃんからの贈り物 ...

 

 

守護天使たちが守ってくれていると信じて、感謝の気持ちを送っていると

天使たちからのメッセージを受け取りやすくなると言います。

 

 

 

ずっとずっと、封印していたその鍵を開けたから

最近の私には、ゔわあああっと天使からのメッセージが届いているのだと

そう思わずにいられない出来事が続いています。

数字のゾロ目が追いかけてくる。 大好きな編み物をしながら、自分の心を大切に 見えないものをとことん信じてみたらどんなことが起きるか 一週間の実験をし...

 

 

最近、久しぶりに中森じゅあんさんの天使のメッセージを手に取りました。

何十年ぶりかに読んだのに、その言葉はやっぱり優しくて、あたたかくて。

今、もう一度わたしのお守りになっています。

 

あの時、封印せずに、天使の存在をずっと信じて生きていたら

私の人生はもう少し生きやすかったのかもしれません。

 

 

過ぎたことをたら・ればと考えても仕方ありませんが、

きっと私には「見えないものを封印して生きる時間」が必要だったのだろうと思います。

 

 

今は、心から思います。

見えないものを、見えないものこそ

大切にして生きていきたいと。

 

 

 

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