海と糸です。
このブログは地球にやさしい暮らしと編み物をテーマに、初心者さん向けの編み物レシピを紹介しています。
海と糸の編み物レシピは、編み図ではありません。
お料理のレシピのように写真と文章で編み方を説明しています。
編み物を教えてくれたのは、カナダで出会ったおばあちゃん。
のんびり、ゆったり、お菓子を食べながら、
こうやって編むんだよと教えてくれたおばあちゃんのように
できるだけわかりやすく、おしゃべりしてるみたいなレシピです。
このレシピで編めるのは、こんなバッグ。
直径はだいたい20cmくらいの小ぶりなサイズです。

その名も「まるいバッグ」
本当は「まあるいバッグ」と言いたいくらいにころんとしています。

このレシピに必要なスキルは、
- くさり編み
- こま編み
- 増やし目
- 丸く編む
- とじ針を使って繋ぐ
かぎ編みの基本的な編み方は下記の記事を参考にしてください。
丸く編む方法は下記の記事で詳しく紹介しています。
(このバッグの編み方とは少し異なりますが、丸く編むのが初めての方は最初に小さなコースタを編んで練習してみるのがおすすめです。)
かぎ針編みレシピ|丸いバッグの編み方
では早速、編んでいきましょ!
まずはじめは、こんな風に輪っかを作ります。

ポイントは糸の流れ。写真のように糸はじ側が下、糸玉側が上になるようにしてください。
輪っかにかぎ針を通して、まる印のついたところの糸を引っ掛けて、手前に引き出します。

続けてくさり編みを1目編みます。
輪っかにかぎ針を通して、こま編みを編みます。

こま編みが1目編めたところです。
同じことを繰り返して、こま編みを12目編みます。

12目編めたら、一度かぎ針を外し、糸はじを優しくひっぱります。
写真のように丸い形ができますよ。

そうしたら、もう一度かぎ針を戻して、2段目を編んでいきましょう。
2段目の1目めにこま編みを編みます。
何段編んだか分からなくなってしまうので、目印のためにクリップをつけておくといいですよ!

※立ち上がりの鎖編みを編まずに丸く編みます。鉢カバーの記事でも紹介していますのであわせてご覧ください。
2目めは、1つの編み目にこま編みを2回編み入れます。
これを「増やし目」と呼びます。

2段目は、こま編み1回+増やし目1回を1セットとして6回繰り返します。
2段目を編み終えたところです。

3段目は、こま編み2回+増やし目1回を1セットとして6回繰り返します。
クリップは3段目の1目めに移動させましょう。段が増えるたび、クリップを移動させて編んでいきます。

3段目以降は、下記のように編み進めてください。
1段目:こま編み12回
2段目:(こま編み1回+増やし目1回)×6回
3段目:(こま編み2回+増やし目1回)×6回
4段目:(こま編み3回+増やし目1回)×6回
5段目:(こま編み2回+増やし目1回+こま編み2回)×6回
6段目:(こま編み5回+増やし目1回)×6回
7段目:(こま編み3回+増やし目1回+こま編み3回)×6回
8段目:(こま編み7回+増やし目1回)×6回
9段目:(こま編み4回+増やし目1回+こま編み4回)×6回
10段目:(こま編み9回+増やし目1回)×6回
11段目:(こま編み5回+増やし目1回+こま編み5回)×6回
12段目:(こま編み11回+増やし目1回)×6回
13段目:(こま編み6回+増やし目1回+こま編み6回)×6回
14段目:(こま編み13回+増やし目1回)×6回
15段目:(こま編み7回+増やし目1回+こま編み7回)×6回
16段目:(こま編み15回+増やし目1回)×6回
17段目:(こま編み8回+増やし目1回+こま編み8回)×6回
18段目:(こま編み17回+増やし目1回)×6回
お疲れさまでした!
18段目まで編めましたね。

次に持ち手を作ります。
編み終わりが真下になるように置きます。(一旦かぎ針は抜いておきます。)
持ち手をつける位置にクリップをつけておくと、わかりやすいですよ。
持ち手と持ち手の間は、こま編み30目ぶん空けました。

続けて、かぎ針を編み目に戻し、19段目を編みましょう。
19段目は増やし目なしで、全てこま編みで編みます。
持ち手の目印(クリップ)まで編んだら、くさり編みを50目編みます。

反対側のクリップの位置から再びこま編みを編みます。
20段目も増やし目なしで、全てこま編みで編みます。

19段目と20段目を増やし目なしで編むことで、側面がほんの少し丸みを帯びてきて、まあるい形になります。
ここで編み終わりの糸の処理をしてしまいましょう。
まずは編み終わりの糸を10cmくらい残して切ります。
とじ針に通したら、こま編み1目あけて、2目めに下から上へ針を通します。
続けて、一番最後の目に戻って、上から下に針を通します。
編み地を裏返して、編み目に何度か針をくぐらせて、糸を切ります。

次に、持ち手の補強をするために、細編みで編み包んでいきましょう。
持ち手のはじに新しく糸をつけて、こんな風に編んでいきます。

編み方は下記を参照ください。
かぎ針は持ち手の下を通って、糸にひっかけ、手前に引き出します。
もう一度かぎ針に糸をかけて、2つのループから引き抜きます。

ポイントは、力を入れて、きつめに編むこと。
編み方が緩いとだら〜んと、ボヨボヨ〜となってしまいます。
編み終わりの糸はとじ針に通して、編み地にくぐらせ切ります。
これでバッグの側面が一つ完成です。同じものをもう一つ編んでください。
次にバッグのマチの部分を作りましょう。
マチ、と呼んでいいのかしら。
底面のことですね。
まずはくさり編みで80目編み、
こま編みを繰り返して6段編みます。

編みはじめと編み終わりの糸はとじ針に通して、編み地にくぐらせ切ります。
続けて、側面とマチを縫い合わせていきます。
まずは糸を適当な長さに切ってとじ針に通します。
(足りなくなったら、たせば良いので縫いやすい適当な長さで大丈夫!)
持ち手の下にマチを合わせて、1目づつ針を通しながらかがっていきます。

できるだけ同じ力加減で編んでいくときれいに仕上がりますよ。

片方縫い終えました!

反対側も同じようにして、縫っていきます。
完成です!

このレシピで使った糸と道具
このレシピで使用した糸はコットンラフィアです。
色はナチュラル、使った量は1個半くらい。
残った糸でコースターなど編むのも良いかも^^
かぎ針は6号を使いました。
このレシピでは目印にクリップを使っていますが、編み目マーカーがあると便利です。
とじ針もご用意ください。
最後に・・・
かぎ針編みで編む「まあるいバッグ」の編み方を紹介しました。
丸く編む編み方の応用編ですので、ぜひ編んでみてください!
タッセルの飾りなどつけてみてもかわいいかもです( ´ ▽ ` )
次に編むならこんなのどうですか?
海と糸の編み物レシピ一覧はこちらからどうぞ。







