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本当は、あなたはあなたのまんまでよかったんだよ

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海と糸です。

みなさま、三連休いかがお過ごしですか?

 

私は以前から行ってみたいと思っていた、寺家ふるさと村へ行ってきました。

寺家ふるさと村とは、横浜市青葉区にある「昔ながらの田園風景」が残る地域のことです。

 

7、8月は暑くて外に出るのもままならず、

9月はあれやこれや予定が詰まって、忙しい日々が続き

私の身体は自然の癒しを求めていました(笑)

 

とはいえ、遠出する気力はない。

夏の疲れが残った身体で気軽に行ける近場がいい

 

そんな訳で、私の住む横浜市内にある自然豊かな場所へ行ってみることにしたのです。

 

寺家ふるさと村へのアクセス

寺家ふるさと村は、東急田園都市線の青葉台駅からバスで10分ほどの場所にあります。

寺家ふるさと村の管理をしている「四季の家」という施設を目指します。

「四季の家」にはトイレや食事処、寺家地域に生息している生き物や植物などについて学べる展示があるので散策のスタート地点におすすめです。

 

青葉台駅前から「四季の家」行きもしくは、「鴨志田団地」行きのバスに乗ります。

※「四季の家」行きのバスは本数が少ないです。四季の家まで5分ほど歩きますが、鴨志田団地行きのバスは本数が多いです。

 

私は鴨志田団地行きのバスに乗ったのですが、運転手さんが降りるときに四季の家への行き方を教えてくださいました。

朝から親切な運転手さんに出会い、とても気分が良い(^^)

いい1日になりそう♪

 

 

寺家ふるさと村の見どころ

見どころは何より、田園風景です。

 

到着した時間が早すぎて四季の家は営業前でした(笑)

そんなわけで、まずはカメラを持って散策

 

昔ながらの、田んぼの景色が広がっています。

小学生の頃、こんな風に木に掛けられた稲の風景を絵に描いたことがあったなあ、なんて思い出しながら

 

 

家族や仲間達と農作業をする方達がいて、とても楽しそうでした。

いいなあ。

 

 

ちょうどコスモスが見頃

 

 

あちこちに木の実が落ちていて、まるでトトロがいそうな雰囲気でしたよ。

 

 

おしゃれなカフェなんかもあったのですが、おしゃれな場所が苦手な私

結局は、ただただ田んぼの景色を眺めながらぼーっと歩き続けました。

 

 

あっという間に時間が過ぎ、気付けばもうお昼の時間。

久しぶりに歩き回って、靴ずれができて足も痛くなってきたので

四季の家へ戻って休憩することに。

 

 

四季の家にある食事処でお昼を食べました。

(写真を撮り忘れてしまいましたが)

天ぷらせいろがとっても美味しかったです。

 

 

いつか戻り方がわかる日が来ると信じたい

久しぶりにのどかな自然を満喫して、美味しいご飯を食べて心からリラックスできて

癒されて元気が出ました。

 

本当に素敵な場所だったのですけれど、私の中でちょっとした複雑な思いが生まれていました。

 

というのも、私はこんな風に田んぼが広がり、たくさんの植物や虫たちがいる田舎で生まれ育ったんですよね。

 

両親や祖母が農作業をする傍ら、田んぼの畦道で花を摘んだり、虫を探したり

どろんこになりながら幼少期を過ごしました。

 

それなのに、いつの間にか、都会へ出てなにものかになるために

勉強を頑張って、仕事を頑張って

 

自然の暮らしから遠ざかり、都会の暮らしにどっぷりと浸かり

今度は自然の暮らしに憧れるようになりました。

 

もともとはそういう場所で暮らしていたはずなのに

気がつけば、戻り方がわからないのです。

 

どうやったらそんな暮らしに戻れるのか、わからなくなってしまった。

 

私はなんのために頑張って都会に出たんだろうって

なんだか少し、複雑な気持ちになってしまいました。

 

人は本当は、何が幸せなのか心の奥深くではわかっているように思います。

 

それは、私が田舎で生まれ育ったからとかそういう話ではなくて

なんというか、もっと深い人間としての記憶というか

魂としての記憶。

 

自然の中で、食べ物を育てて、生きていた

そんな人間としての記憶から、本当の幸せを知っているのではないでしょうか。

 

それなのに、なにものかになろうと、違う自分になろうと必死になって頑張る。

そしていつの日か、なにものかにならなくても本当は幸せだったのだと知る日が来る。

 

 

本当は私は私のまんまでよかった

本当はあなたもあなたのまんまでよかったんです。

そんなことを言われているような気がしました。

 

 

それでも、なにものかになろうと頑張ったことは決して無駄ではない。

そうやって頑張ったから幸せとは何か、気付けたのだから。

 

だからきっと、いつか戻り方がわかる日が来る。

都会で頑張ったことが無駄ではなかったと、心の底から思える日が来る。

 

私はそう信じたい。

 

 

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