先日の出来事
電車に乗っている時に、年配の男性が優先席に座っていた女子高生を怒鳴っていた。
「妊婦さんがいるのにどうして席を譲らないんだ!」のような感じ
女子高生は気づかなくてすみませんと言いながらすぐに席を立った。
それでも、男性の怒りはおさまらない。
そんなの常識だろとか、まったくとか、よく聞こえなかったけど
あーだこーだ何かをずっと言い続けている。
近くにいた女性が見かねて声をかけた。
女性は見かけにはわからなくても体調が悪いことだってあるんです。
彼女だってもしかしたら体調が悪かったのかもしれないじゃないですか。
これが火に油を注ぐ形になった。
男性の怒りはますますヒートアップ。
電車の中に響き渡る大声で怒りまくっていた。
女子高生はいくつか先の駅で電車を降りて行った。
なんだかとても気が滅入ってしまった。
男性は別に間違ったことを言ったわけではない。
妊婦さんがいるのに優先席に座っている人が許せない、正義感の強い人なのかもしれない。
でも、大勢の前で見知らぬ男性に怒鳴られたあの女子高生の気持ちを思うと複雑な気持ちになる。
あの子は心に傷を負ってしまったのではないだろうか。
正しいことが人を傷つけることもある。
どんなに正しいことでも、人を思いやる気持ちを忘れたらいけない。
「そんな日もあるよ」
あの子の心に届けばいいなと思う。
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