突然ですが、普段どんな食器洗いを使っていますか?
私は以前は100円ショップ等で売っているいわゆる『食器洗いスポンジ』を使っていました。
片面が柔らかいスポンジで、もう片面は緑色で硬い、よく見るあれです。
まずはここからプラスチックフリーにしてみませんか?
地球に優しい食器洗いについて考えてみました。
食器洗いスポンジの材質
食器洗いスポンジの材質を気にした事がありますか?
恥ずかしながら、私は今までにパッケージの材質部分を読んだ事もありませんでした。
大事なのは価格。
2個で100円とか、10個で100円とか・・・
あとは、パッケージに抗菌素材なんて書いてあると思わず手に取っていました。
カレー鍋などを洗うとすぐにスポンジが変色してしまうので、
1週間に1個のペースで交換していました。
職場の先輩は1回使うごとに捨てていると言っていたので、
衛生面を考えるとその方がいいのかも、とさえ思っていたのです。
新しいスポンジは使い始めの頃、緑色の硬い面から細かな粉が落ちます。
使い込んだスポンジは、柔らかい面に所々穴があきます。
それらの小さな小さな『食器洗いの欠片』たちが排水溝から海へ流れ出ていたなんて、
想像もしませんでした。
参考までに、私が使っていた食器洗いスポンジの材質は
『ポリエステル』と『ポリウレタン』でした。
それらがどんな素材なのか、調べてみると・・・・
チンプンカンプンでした。
ただ、これだけは分かります。
どちらも化学物質だということ。
プラスチックフリーの第一歩<マインドを変える>
プラスチックフリーの第一歩として、天然素材の食器洗いを使ってみませんか?
私にはカナダのおばあちゃんに教わった、コットンのDish Clothがありました。
編み物は趣味で続けていたのですが、日本に帰国してからおばあちゃんのDish Clothを作る事は無く、食器洗いに使おうと思った事もありませんでした。
日々の忙しさに追われ、安さと利便性を追い求めた結果、コットンのお皿洗いの事はすっかり忘れ去っていました。
まず、脱プラスチックへの第一歩として必要だったのは「安さと利便性」を求めるマインドを変える事でした。
自分が使っているものが環境にどんな影響を与えるのか、
地球に優しいかどうか、それを判断基準にしてみようと思いました。
アクリルたわしはプラスチック汚染の一因
「エコたわし」としてよく知られる「アクリルのたわし」があります。
エコだからという理由で使った事がある人も多いのではないでしょうか。
ところで、
アクリルってどんな素材なのでしょう。
気になりました。
本当にエコなのかな・・・?
調べてみると、アクリルもやはり『化学繊維』でした。
アクリルたわしの繊維くずがマイクロプラスチック汚染の一因となっている、という事実。
すくなからずショックでした。
環境に良いと思って使っている人も多いですよね。
編み物好きの人の中にも愛好家は多いはず。
是非アクリル糸をコットン糸に変えて作ってみてください。
「エコ」という言葉に惑わされず、どんな素材でつくられているのか、
そこに意識を向けると選ぶべきものが見えてきます。
オーガニックコットンのエコたわし
私はあの日、海に浮かぶポテトチップスの袋を見たあの日から
オーガニックコットンで編んだ食器洗いを使っています。
ベビー服にも使われる程、柔らかくて優しい肌触りのオーガニックコットンの糸。
普通のコットンよりも高価です。
最初は、少しためらいました・・・
食器洗いにそこまで良いコットン糸を使う必要があるのか。
「安さと利便性」を求めるマインドがまだ顔を出します。
調べてみると、オーガニックコットンを選ぶべき理由ばかりでした。
通常、コットンの栽培には多くの化学肥料と農薬が使われ、土壌や地下水の汚染はもちろん、栽培に関わる農家の健康被害も問題になっています。
一方、オーガニックコットンの栽培には、肥料や農薬の使用に厳格な基準があり、全製造工程において、環境負担を最小限に抑えて製造されています。
地球に優しい食器洗いに、どちらを使うべきかは明白です。
まとめ
地球に優しい食器洗いの第一歩は、「どんな素材でできているか」に注意を向ける事。
おばあちゃんが教えてくれたコットンのDishClothは下記の記事で紹介しています。
編み物初心者さんにもおすすめです。
私が編んだ食器洗いはこちらで販売しています。
地球に優しい暮らし、一緒にはじめませんか?