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そのエコたわし、本当はエコじゃないかもしれません。。。

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我が家の近所に小さな雑貨屋さんがあります。

ある日、店頭にエコたわしと書かれた手編みのたわしが並びました。

 

 

編み目が綺麗に揃っていて

丁寧に編まれたそのエコたわしは

プラスチックの袋に入れられ

50円と値段シールだけが貼られていました。

 

 

このエコたわしはどんな糸で編まれているのだろう

私はふと、そんな事を考えました。

 

 

すると一人のお客さんがそのエコたわしを手に取って

レジへ持って行くと

「このエコたわしは洗剤なしでも綺麗に洗えるのですか?」

と質問しました。

 

 

店員さんは困ったように首をかしげて

う〜ん、、、う〜ん、、、と考えているようでした。

 

 

私はとても、いたたまれなくなり、、、その場を後にしたのですが・・・

 

毛糸で編んだたわしなら何でも『エコたわし』と呼ばれているのかもしれないと思いました。

そのエコたわし、本当はエコじゃないかもしれません。。。

エコたわしから生まれるマイクロプラスチック

海と糸を始めたきっかけは、海に浮かぶポテトチップスの袋を見つけたある日のことです。

 

大好きな海がプラスチックで汚れていく恐怖にも近い感情で、私にできることは何だろうとプラスチック問題に関する本を読みました。

 

そんな中で「マイクロプラスチック」という言葉を知りました。

マイクロプラスチックとは直径5mm以下の小さな小さなプラスチックのかけらのこと

 

海に流れ出たプラスチックゴミが海を漂いながら細かく砕かれマイクロプラスチックとなります。

驚いたのは、マイクロプラスチックは海に流れ出た海洋ゴミだけが原因ではないということです。

 

ナイロンやポリエステルで出来た衣類を洗濯するたびに繊維くずが抜け落ちて、排水溝から流れ、下水処理施設をもすり抜け、海へ流れ出てしまうのだそうです。この繊維くずがマイクロプラスチックとなります。

 

ナイロンやポリエステルは石油などの化学的な物質を原料に人間が作り出しました。(化学繊維とか合成繊維と呼ばれます)

 

つまりは自然界には存在しない物質ということです。

分解してくれる微生物はいません。

 

海に流れ出てしまうと、分解されずに、何年も何年も海を漂います。

そのマイクロプラスチックを海の生き物達が食べてしまうのです。

 

このマイクロプラスチック問題をきっかけに、素材に目を向けるようになりました。

 

洗濯するたびに繊維くずが出るのなら、食器洗いをするスポンジや、お風呂を洗うスポンジ、身体を洗うボディタオルからも繊維くずが出ているはずです。

 

そのエコたわし、どんな素材でできていますか?

 

合成繊維で作られたものなら、マイクロプラスチックを生んでいるかもしれません。

なぜそれがエコなのか

「エコたわし」と呼ばれるたわしは色々あります。

「エコ」と言われる理由は「洗剤を使わずに綺麗に洗えるから」というのが多いです。

 

 

ところで、、、、

洗剤を使わずに洗えるなら、それだけで「エコ」と言えるのでしょうか。。。

 

 

洗剤を使わなくて良いからと油まみれの食器や鍋に

お水をジャーっとかけて

合成繊維で作られたエコたわしでゴシゴシ

 

確かに、洗剤は使っていないかもしれません。

 

でも、

排水溝からは油もマイクロプラスチックも流れ出ています。

 

それって本当にエコですか?

地球に優しいエコたわしとは

私が考える、本当に地球に優しいエコたわしは自然素材で作られた食器洗いです。

教えてくれたのは20年前、ホームステイしていたカナダのおばあちゃん

 

コットン糸で食器洗いを編むおばあちゃんに「アクリル糸を使わないの?」と聞きたかったのですが、私の英語力ではなんと言えば良いか分からず聞けませんでした。

今思えば、おばあちゃんは自然素材だからコットン糸を使っていたのかもしれません。

 

編み物好きな人はご存知かと思いますが、エコたわしといえば「アクリル糸」で編んだ食器洗いが知られています。

洗剤がなくても汚れが落ちるからエコという理由です。

 

しかし残念ながら、アクリル糸は合成繊維です。

 

エコたわしの素材に目を向けてみてください。

 

海と糸では麻とオーガニックコットンで編んだエコたわしを販売しています。

自然に還る地球に優しい食器洗いです。

>>海を愛する人の食器洗いを販売しています。