2025年の7月、私は暗闇の世界で鎧を纏って生きていました。

 

この世界は真っ暗闇で

人間は恐ろしくて、醜くて、棘を持っていると

思っていました。

 

そんな世界で生きていくのが

恐ろしくて恐ろしくてたまりませんでした。

 

 

そんな中、ある方が

茨城で夏休みの思い出を作りませんかと

誘ってくださいました。

 

その方は、棘を持っていない

私が心からそう思える方でした。

 

 

 

8月の終わりのある日

その日は、朝から緊張していました。

 

何度かお会いしたことがあるとは言え

人見知りの私にとっては、心の準備が必要です。

 

失礼のないように

体調が悪くなってご迷惑をお掛けしないように

何度も深呼吸をして心を落ち着けて

リュックの中に胃腸薬と頭痛薬を詰め込んで

茨城へと向かいました。

 

 

その場所はある方が、おじいさん、おばあさんと過ごした思い出の場所

とても穏やかで愛の溢れる場所でした。

私自身も祖父母のことを思い出し、心がじんわりと温かくなりました。

 

 

お土産にと持っていった食器洗いをお渡しして

編み物のことや、今年植えたへちまのこと

いつかやりたい農業のこと

そんなお話しをしていました。

 

そうしたらね、

このお家にお招きくださったリョウさんが

ウトウトと居眠りを始めたのです。

 

 

そのうちに、

ウトウトじゃなくて、

グーグーと本格的に眠ってしまったのです(笑)

 

 

私は、

リョウさん、、、

この状況で寝れるなんて、、、

すごい、、、

 

と感心していたのですが

 

 

一緒にいたお二人はその様子をニコニコしながら見ていて

いいエネルギーが出ている、とおっしゃるのです。

 

なんて優しい世界だろうと思いました。

 

 

リョウさんはお二人のことを心から信頼しているから

こうしてありのままの姿を見せられるのだな

 

 

いいなあ

私もそんな世界で生きていきたいなあ

 

 

そう思った時に肩の力がふっと抜けて

私の中でパチンと何かが変わりました。

それは、なんというか

まるで、テレビのチャンネルがパチンと切り替わったような感じでした。

 

 

その日のことはこの記事に書いています。

見えない繋がりを感じた、茨城の旅。 少し前のこと、 お誘いいただいて茨城へ行ってきました。 その場所はある方が、おじいさん、おばあさんと一緒に過...

真っ暗闇だった私の世界は、オレンジ色のまあるい光が照らす

夕焼け色の世界に変わりました。

 

 

それからの3ヶ月間

私の心は少しずつ開いていき

奇跡のような出来事がたくさん起こりました。

 

見えないものを大切に生きると決めたら

見えない世界からのメッセージがたくさんやってきました。

 

本当の自分で人と繋がりたいと思うようになり

ブログにありのままの気持ちを書けるようになり

たくさんの方との繋がりがうまれました。

 

勇気を出して、自分のためにお金と時間を使ってみたら

最高に楽しい思い出ができて、

過去の自分を癒すことにも繋がりました。

 

 

不安になったり

やっぱり無理かもと思ったり

落ち込むこともあるけれど

 

心の中には、ニコニコしながら

 

大丈夫、大丈夫

いいエネルギー、いいエネルギーだよ

 

そう言ってる誰かがいるのです。

 

 

 

先日、茨城のリョウさんをもう一度訪ねる機会がありました。

 

共に学ぶお仲間の皆さまと

神社に参拝し、美味しいものを食べて、心安らぐ場所で

想いを語り合う時間

 

3ヶ月前には想像もできませんでしたが

人とのご縁を、心から楽しんでいる私がいました。

 

 

思わぬアクシデントが起きたとしても、

大いなる流れを信頼する、全てはうまくいっている

そういう在り方でいると、結果として全てうまくいってしまうのです。

 

帰りの電車、あと10秒遅かったら乗れてなかったな(笑)

 

 

いつもいつも

先のことをあれやこれや心配して

予定通りに事が運ばないとパニクってしまう、私。

 

 

でもね、

大丈夫、大丈夫。

うまくいかないってことは、その方がいいからそうなってるんだから

 

そうやってどっしりと構えて、全部受け入れて、肯定してくれる

そういう在り方で生きる人を前にすると

ふう〜っと力が抜けて、安心できるんです。

 

 

どんな言葉で諭されるより

そういう在り方の人が目の前にいる

そのインパクトがどれほど大きいか

身を持って感じました。

 

私もそんな在り方で生きていきたい

そう思えたことが

大きな大きな学びとなったのです。

 

 

(茨城で見たピンク色の夕焼け)

 

心を開くことで世界が変わる

この世界は真っ暗闇で人間は恐ろしいと思っていた頃

私の心は完全に閉じていました。

 

本当に人と関わることが恐かったのです。

 

 

そんな時、

目の前に心を全開でリラックスして寝ているリョウさんを見て

私も心を開いて人と関わりたいと思いました。

 

それでも、

やっぱり本当の自分を見せることには抵抗があったのですけれど

どんな私でも寛容な心で受け入れてくださる、千聖さんがいました。

少しずつ、人を信じること、人を頼ることを通して、心が開いていきました。

 

そして、

見えない世界を大切にしていい、

好きなことを楽しんでやっていればうまくいくと、

この世界の仕組みを教えてくださった、竹川さん

 

心から感謝しています。

 

 

きっとね、

この世界は真っ暗闇で恐い場所なんかじゃなくて

 

優しくて、あたたかくて

ふわふわ、ぽかぽかしてて

みんながニコニコ笑っていて

自分を偽る必要なんかなくて

 

 

心を開けば

人間とも、動物とも、植物とも、

見えない世界の存在とだって

繋がれるんだって思います。

 

 

もしもあなたがぎゅっと心を閉じているのなら

この世界を真っ暗闇で恐いと感じているのなら

 

 

この記事があなたの心をほんの少しだけ開く

小さなきっかけとなれたなら、とても嬉しく思います。

 

 

Special Thanks to

夢降る隠れ処の若旦那 リョウさん
空飛ぶ引きこもり小説家 千聖さん
世界の仕組みを教えてくださる 竹川さん