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新しい夢ができた

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週末は「大磯ブックマルシェ」に行ってきた。

大磯に行くのは2回目だ。

去年の今頃、はじめて大磯という町へ行った。

海の近くで暮らしたいとずっと思っていて、おしゃれすぎず、人が多すぎず、素朴な海辺の小さな町。

それで、ある人から大磯町のことを教えてもらって出かけていった。

 

確かに鎌倉や江ノ島に比べると人は少なかったし、なんだか懐かしい素朴な匂いのする町だった。

それに何より、駅前に自然食品のお店があるのがいい。

いい雰囲気の町だなあと思ったけれど、結局そこへ引っ越すことはなかった。

私の中で、バンクーバー以上に住みたい場所は未だ見つかっていない。

 

そんなことを思い出しながら、もう一度大磯に行くのがとても楽しみだった。

藤沢駅で東海道線に乗って、大磯駅で降りるはずが、大磯駅に停まらない。。。

急行電車だった。国府津駅で電車を降りると駅からは海が見えた。

海岸まで近いのかも、せっかく来たから海まで行ってみることにした。

 

5月だというのに気温は27度。

潮風が気持ちいいけれど10分ほど歩いても海へ行ける道が見つからない。

これ以上行ったら大磯で歩く力がなくなってしまう。

結局、踵を返して駅へ戻る。何やってんだろ、私。

 

ようやく大磯に着くと、ちょうどお昼。

朝ごはんをたくさん食べておいたからお腹は全然空いていなかった。

まずは駅前にある自然食品のお店をチラリと覗く。店先にいろんな種類の野菜が並んでいた。

最近は人参の値段がとっても高い。帰りに野菜を買って帰ろ。

 

大磯の駅周辺にはブックマルシェの旗がたくさん立っていて、地図がついたチラシを手に歩く人たち。

前回来た時より街全体がとてもにぎやかだった。

チラシを手に歩く人を見ると、あなたも本が好きなのね、となんだか親近感が湧いてくる。

 

いろいろなお店をまわった。

本と全然関係なさそうなお店も古本屋さんみたいに店先に本を並べていて、なんだかおもしろい。

町のお店がみんなで協力してイベントを盛り上げているような、そんな雰囲気。

人見知りだからお店に入るのには結構、勇気がいった。

 

 

駅の近くに綺麗なバラが咲いていた。

カメラで写真を撮っていると、あ〜私もカメラ持って来れば良かったと女の人が言って通り過ぎる。

なんだか少し恥ずかしかった。そんなに夢中に写真を撮ってしまったかな。

 

散歩しながら大磯海岸へ。

海水浴場発祥の地なんだそう。

裸足になって砂浜を歩く。ところどころプラスチックのゴミが落ちていて悲しい気持ちになる。

 

ぼーっとしながら波打ち際を歩いていると、

ばっしゃ〜ん!

やっぱり。

 

びしょびしょになったズボンの裾をまくって、大磯コネクトへ向かう。

2階の会議室でもいくつかのお店が出ていた。

 

以前は本屋さんはどこも同じだと思っていた。

でも、店主の人がどんな本を選ぶかによって、本屋のテイストは全然違うんだということを数年前に知ってからは本屋巡りが好きになった。

神保町が好きな理由でもある。

 

最近では自分で作った本を販売している人もいて、すごく驚いた。

本って個人でも作れるんだ。

 

素敵な本を見つけると、宝探しで宝物を見つけたような気持ちになる。

ドキドキ、ワクワクする。

だからこういうイベントが大好きだ。

 

いつか私も自分の本を作ってみたい。

そういえば、人生の中でやってみたいことの一つは、絵本を作ることだった。

絵が全然じょうずじゃないから、それはきっと無理だろうといつの頃からかあきらめていた。

 

でも、今の私なら絵本より、写真と短い文章で本が作れたらいいなと思う。

 

 

 

大磯ブックマルシェで、新たな夢を見つけた。

いつか私も本を作りたい。

ソフトクリームを食べながら、そんなことを考えていた。