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いつのまにか立場が逆になっていた、母の日

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今日は母の日ですね。

 

我が家では、いつの頃からか

母の日や、父の日や

誕生日や、クリスマスにプレゼント交換をやめました。

 

 

ものやお金より大事なものがある!とか

イベントだからプレゼントするというのは何となく心がこもっていないというか、

表面的な感じがする、とか

 

 

いろいろ理由はあるのですけど

一番は経済的なこと。

 

年に何度もプレゼントするのが結構負担になっていたのです。

 

 

それで今は、無理のない範囲で

帰省した時や、おいしいものを見つけた時など

その時々で贈り物をするようになりました。

 

 

今年はちょうど母の日のタイミングで帰省したので

母へお花をプレゼントすることに。

 

 

一緒に出掛けたお花屋さんで、

とっても立派な紫陽花の鉢植えを見つけて

「キレイだね〜」

と、しばし2人で眺めていました。

 

 

それから母はしばらく店内をウロウロすると

紫陽花の半額ほどで買える小さなカーネーションの鉢植えを持ってきました。

「これがいい」と。

 

 

「いやいやいや、お母さん!さっき店先であんなに紫陽花の花に感動してたよね?」

「あの紫陽花が家にあったら嬉しくない?」

「庭に植えたら来年も咲くかもだよね?」

「本当にそのカーネーションがいいの?」

 

 

ちょっと強引だったかもしれないけど

「あの紫陽花にしようよ!」

 

私はそう言って、紫陽花をレジに持って行きました。

 

 

 

せっかくだから、本当に欲しいお花にしたかったのです。

ちょっとくらい値が張っても、そのお花を見るたびに幸せな気持ちになって欲しかったのです。

 

 

母はもしかしたら、本当に小さなカーネーションがよかったのかもしれないけど(笑)

そうだったらどうしよ(笑)

 

 

でも、最初に紫陽花を見たときすごく感動してたから

きっと本当は紫陽花が欲しいんだと思ったんです。

 

 

紫陽花の方が高いから、カーネションがいいと言ったんだって。

 

 

 

子供の頃、私もそうだったから。

 

 

母に何かを買ってもらうとき、本当はこっちが欲しいけど

あっちの方が安いから、あっちにしておこう。

 

そんな風に思っていたから。

 

 

きっと母も、私がプレゼントすると言ったから

安いカーネションを選んだのだと思ったのです。

 

 

 

いつの間にやら立場が逆転していました。

 

 

いつの間にやら私も母も歳をとっていました。

 

 

 

ああ、これからはもっとたくさん会いに行こう

もっとたくさん一緒の時間を過ごそう。

心からそう思いました。

 

 

 

そして、

今年は一緒に梅干しを作る約束をしました。

母は、私たちのプロジェクトのために畑に紫蘇の種を蒔いたそうです。

 

 

梅干し作りが楽しみです(^^)

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