毎年この時期楽しみにしている石井ゆかりさんの占い本
今年もやっぱり買いました。
占い本を毎年楽しみに買っていますが、
占いをものすごく信じているかというとそうでもありません。
なんと言ったらいいでしょう…
自己肯定感を上げるため、とか
自分の感覚の答え合わせをするため、に使っています。
若い頃は結構占いにハマった時期がありました。
人に頼ることが苦手だったので、駅ビルによくあるような占いコーナーで見ず知らずの占い師に悩みを相談したりしていました。(それでタッカイ印鑑を買ってしまったんですが…それはそれであの時に必要な学びがあったのだと今となっては思います。)
実を言えばオーストラリアにワーホリに行ったのも占いがきっかけです。
仕事を辞めるか、続けるかとか
海外に行くか行かないかとか、どんな仕事をしたら幸せになれるかとか
自分のことなのに自分ではどうしたらいいかさっぱりわからなくて…
だから、占い師に「こうすればいいんだよ」と教えて欲しかったのです。
自分の人生なのにおかしな話ですけれど、その時は本当に占いにすがるしかないと思っていました。
それなのに、うまくいかない
占いの通りにしたのに幸せになれない、辛いまま、いったいどうして?
石井ゆかりさんの占い本に出会ったのはそんな時でした。
「魚座」という本には、私ってどうしてこうなんだろうと悩んでいた全てのことに答えがありました。
それを読んだ時の、心底ほっとした気持ち、目の前のモヤがぱあっとはれたような気持ち、今でもよく覚えています。
「なあんだ、魚座だったからなんだ。それじゃあ、仕方ないよね。」
私がそれまで悩んでいたことが全て、魚座の良さなんだと言ってもらえたようで嬉しくて嬉しくて、涙が出ました。
それまでずっと否定し続けていた自分のことを、このままでいいんだと思えて
自己肯定感がほんの少し上がりました。
なので「占いで人生を救われる」ということは確かにあると思います。
世の中には読むとショックを受けたり、落ち込んだりする占い本もありますが、
石井ゆかりさんの文章は、読む人の心情にとことん配慮されていると感じます。
ここ数年占いとの付き合い方が少し変わってきました。
自分の中でこれをなんとかしたいと思うことや、
これをやってみたいと思うことがあると、占いでもそれがテーマだと書いてあります。
それで、私はああやっぱりそうなんだと思います。
本当は占いに頼らなくても、自分が向き合うべきこととか、その時テーマになっていること
どんな仕事をしたらいいとか、転職すべきとか、引っ越すべきとか、そういうのは心の奥に答えがあると思っています。
だから、自分の心と本当に真剣に向き合っていると、占いに書いてあることと自分の心がリンクしてくる。
そういうことがあります。
家族との関係を大切にしたいと感じていたら、占いにもそう書いてあったり。
自分らしい働き方について悩んでいたら、占いでもやっぱりそう書いてあったりする。
答え合わせをしているような感覚になります。
ああ、やっぱり今はそういう時期なんだな。
今は、このことに向き合った方がいいんだな。
自分で自分の感じていることを認めるような、受け入れるような感覚で占い本を読んでいます。
結局、大切なのは自分の心が何を言いたがっているのか、よく耳を傾けることだと思います。
それでもやっぱり、不安もあるから、占いにヒントをもらう。
でも、決断を委ねることはもうしなくなりました。
実は最近、身近な人が占いで「これから9年間は運気が悪い」と言われたらしく
本気で落ち込んでいます。
私はとてもいたたまれなくなってしまったのですけれど、そういう時って、誰の言葉も届かないというか、占い師の言葉に影響されてしまうのですよね。(私も経験あり)
でもね、あなたの人生それでいいの?
これから9年間も、自分は運が悪いと思って生きていくの?
あなたがそれを信じて受け入れるから、そうなってしまうんじゃない?
私はそう思うのです。
占いとの付き合い方は人それぞれだし、
人生の中で占いに頼りたくなる時期があるのもわかります。
でも、最後に自分の人生の責任をとるのは自分自身だということ
占い師は責任をとってくれないということ
信じるも信じないも、どんな選択をするかは自分次第だということを
忘れずにいたいと思います。