先日の楕円の編み方を書いていて、これって何かに似てるなあと思っていたのが、
スリッパ。
ところで、普段スリッパは何足くらい使っていますか?
私は、外から帰って来てはくスリッパと、お風呂上りにはくスリッパは別にしたいタイプ。
できればスリッパも靴下と同じくらい頻繁に洗濯したいタイプ。
そうなるとスリッパがたくさん必要になります。
手作りで作れたらいいなあと思いやってみました。
手作りスリッパの材料
まずは材料から
- 毛糸(ウール)×2個
- コットン糸×2個
- フェルト(羊毛100%)
- 編み針(5号)
- とじ針
今回も毛糸ピエロさんの糸を使いました。
スリッパの底(裏側)にはコットン糸を使います。
フェルトは底の間に入れて芯にします。
市販されているフェルトは化学繊維のものが多く、羊毛100%のものがなかなか見つかりませんでした。今までフェルトは全て羊毛でできているものと思っていたので初めての発見。
今回使ったフェルトはネパールのフェアトレード工房で製造されたものです。
編み始める前の準備
編み始める前にまずは足の甲の部分の大きさを計っておいてください。
私の場合は17cmでした。
理由は読み進めていただくとわかりますよ!
かぎ編みで手作りスリッパを編もう
では早速スリッパを編んでいきましょう!
1.まずはウール糸で鎖編みを40目編みます。
2.下記の記事を参考に楕円を編みます。
今回は8段目まで増やし目をしていき、9段目は増やし目無しで編んでいます。
3.コットン糸を使って同じように楕円を編みます。
4.次に甲の部分を編みます。まずはウール糸で鎖編みを10目編みます。
5.立ち上がりの1目を編んで2段目を細編みで編みます。
6.3段目は最初と最後に増やし目をして、全部で12目編みます。
7.4段目は増やし目をせずに細編みだけで12目編みます。
8.5段目は最初と最後に増やし目をして、全部で14目編みます。
『増やし目あり』と『増やし目無し』を1段ずつ繰り返して編みます。
偶数段は増やし目あり、奇数段は増やし目なし、になりますが、初心者さんは増やし目をした段にクリップを付けておくと分かりやすいですよ。
9.増やし目を繰り返して編地が17cmになったら増やし目なしで編みます。この17cmというのが私の甲の長さ。あなたの甲の長さに合わせて調節してください。縦の長さが15cm位になるまで増やし目なしで編み進めます。
10.次にスリッパの底を作ります。コットンの編地に合わせてフェルトを切り重ねます。(今回手に入ったフェルトは20cmの大きさだったので、スリッパのサイズより少し小さめです。大きなフェルトがある場合はスリッパの大きさに合わせて切ってくださいね)
11.その上にウールの編地を重ねます。
12.ウールの糸を適当な長さに切りとじ針に通します。(糸はあまり長いと扱いずらいので両手をいっぱいに広げた位の長さがちょうど良いですよ)写真のように針を刺し、コットンとウールの底地を縫い合わせていきます。
縫い始めの糸も一緒に編みくるめてしまいましょう。
14.2枚の編地をとじ合わせると下記のようになります。(カサカサの手が恥ずかしい・・・)
15.次に甲の部分を縫い付けていきます。下記のように針を刺しかがっていきます。
16.甲の部分を縫い終えたら編み終わりは編地にくぐらせ切ります。同じようにしてもう片方も作ります。
17.スリッパが完成しました!ちょっと歪んでいて、不格好だけれど手作りの温もりを感じるスリッパになりました。
色を変えてこんなスリッパも作ってみましたよ。
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まとめ
今回は手作りスリッパを作りました。
スリッパって作れるんだなあというのが素直な感想。
ブログに乗せるほど素敵なスリッパじゃないのでちょっと恥ずかしい気もしますが、何でも作ろう思えば作れるんだということで紹介してみました。
編み物を教えてくれたおばあちゃんはセーターも手袋も何も見ずに作っていて、「作り方を全部覚えているの?」と聞いたことがあります。
おばあちゃんは『作りたいものを好きなように作りなさい』といつも言っていました。
あの頃はDish Clothを編むことで精いっぱいで好きなように編むことなんて出来なかったけれどやっとその意味が分かってきたところです。
作りたいものを作りたいように作る楽しみ。
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