海と糸です。
このブログは地球にやさしい暮らしと編み物をテーマに、初心者さん向けの編み物レシピを紹介しています。

さて、今日はグラニースクエアで編む、四角いコースターを紹介したいと思います。
グラニースクエアとは、英語で「おばあちゃんの四角形」という意味があります。
(グラニーがおばあちゃん、スクエアが四角形の意味)
きっとおばあちゃんが昔から編んでいたからでしょうね(^ ^)
かぎ針編みで編む、伝統的な四角形のモチーフです。
グラニースクエアの編み方はさまざまありますが、この記事では私が普段よく編む編み方を紹介します。
長編みと鎖編みの組み合わせを規則的に繰り返して編んでいきますので、かぎ針編み初心者の方や編み図が苦手な方にもおすすめです。
グラニースクエアの編み方

では、ここからはグラニースクエアの編み方を紹介していきます。
かぎ針編みの基本的な編み方は省略させていただきますので、下記の記事をご参照ください。

グラニースクエアは、中心からぐるぐると渦巻きのように編んできます。
実は、丸く編む編み方の応用編なんです。
丸く編む編み方は下記の記事で紹介していますので、あわせてご覧いただくとわかりやすいと思います。

このレシピで使う糸と道具
このレシピでは、ハマナカのポームリリー、フルーツ染めの糸を使用しています。
オーガニックコットンの糸をフルーツの色素で染めた、やさしい色合いの糸です。
かぎ針は5号を使います。
とじ針もご用意ください。
グラニースクエア|1段目の編み方
ここからは、1段目の編み方を紹介します。
編み始めは、丸く編む編み方と同じで輪の作り目を作ります。
(詳しいやり方はコースターの記事を参照してください。)
続けて、立ち上がりの鎖編みを3目編みます。この鎖編み3目は長編み1目と数えます。

続けて、輪の中心に長編みを2目編んで、鎖編みを2目編みます。

長編み3目+鎖編み2目をワンセットとして、これを4回繰り返します。

いったんかぎ針を外し、輪の中心を引き締めます。
糸はじを優しく引っ張ると、中心の糸(☆印のところ)が動きます。
動いた糸を優しく引っ張るともう一つの中心の糸が引き締まります。

続けて、もう一度糸はじを引っ張ると、中心が完全が引き締まります。

かぎ針を編み目に戻し、立ち上がりの鎖編み3番目に引き抜きます。

編み終わりの糸を10cm程残して切り、最後の編み目を広げて糸はじを通し、優しくひっぱります。

これで1段目が編み終わりました。2段目は☆印のところから編み始めます。

グラニースクエア|2段目の編み方
ここからは2段目を編んでいきます。1段目の角にかぎ針を通し、新しい糸を引っ掛けて、手前に引き出します。

糸を引き出したら、もう一度糸を掛けて、引き抜きます。

糸を引き抜いたら、2段目の作り目ができます。

作り目に続けて、立ち上がりの鎖編みを3目編みます。1段目と同じようにこの鎖編み3目は長編み1目と数えます。
続けて、同じところに長編みをあと2目編み入れます。

続けて、鎖編み2目と長編み3目を編み入れます。

次に鎖編みを1目編み、次の角に同じように「長編み3目、鎖編み2目、長編み3目」を編み入れます。

同じようにして、四角形の角には長編み3目+鎖編み2目+長編み3目を編み入れ、それぞれの間に鎖編み1目を編んでください。
下記は2段目を編み終えたところです。編み終わりの糸は1段目と同じように、10cm程残して切り、編み目を開いて通し、引き締めます。

グラニースクエアは同じ編み方を規則的に繰り返すのがポイントです。
四角形の4つの角には、『長編み3目+鎖編み2目+長編み3目』を編む
それぞれの間に『鎖編み1目』を編む
グラニースクエア|3段目の編み方
では、3段目に入ります!
2段目と同じように四角形の角に新しい糸をつけ、『長編み3目+鎖編み2目+長編み3目』を編み入れます。

続けて、鎖編みを1目編み、前の段で鎖編み1目編んだところに長編みを3目編み入れます。(黄色い三角印のところ)
続けて、鎖編みを1目編み、次の角に『長編み3目+鎖編み2目+長編み3目』を編み入れます。

同じことを繰り返して、編みます。3段目の編み終わりです。

3段目以降の規則性は下記の通りです。
四角形の4つの角には、『長編み3目+鎖編み2目+長編み3目』を編む
前段で鎖編み1目編んだところに『長編み3目』を編む
それぞれの間に『鎖編み1目』を編む
グラニースクエア|4段目の編み方
では、最後4段目です。
4段目は3段目と同じで、下記の規則性を繰り返して編みます。
- 四角形の4つの角には、『長編み3目+鎖編み2目+長編み3目』を編む
- 前段で鎖編み1目編んだところに『長編み3目』を編む
- それぞれの間に『鎖編み1目』を編む

4段目まで編み終えたら、全ての糸はじをとじ針に通して編み地に潜らせ切ります。
グラニースクエアを編むコツ
これでグラニースクエアの完成です!

グラニースクエアを編むコツは、ズバリ『規則性を覚えること』です。
何度か編んでみて、慣れてくると意識せずともスイスイと編めるようになります。
自転車みたいなものですね^_^
最初は難しく感じるかもしれませんが、1つ1つゆっくり編んでいけば大丈夫ですよ。
最後に・・・
グラニースクエアの基本の編み方をご紹介しました。
同じ編み方を繰り返して大きな四角形にしたり、モチーフを何枚もつなげてバッグやブランケットにしたり、アレンジは無限に広がりますので、ぜひぜひグラニースクエアの編み方をマスターしてくださいね!
グラニースクエアのハットを編んでみませんか?

下記のクッションカバーは糸を変えず、同じ糸で編んだものです。
この記事で紹介した編み方とは少し異なりますが、あわせてご覧いただくとよりわかりやすいかと思います。
