こんにちは。海と糸です。
このブログは地球にやさしい暮らしと編み物をテーマに、初心者さん向けの編み物レシピを紹介しています。

さて、かぎ編み初心者さんにとって、1つの難関が『丸く編む』事ではないでしょうか。
この丸く編む事ができるようになると、バッグや帽子など、ぐんと編み物の幅が広がります。
今日は初心者さんでも比較的簡単にできるコースターの編み方と、
失敗を防ぐちょっとしたコツもお伝えできればと思います!
かぎ針編みのコースターの編み方
ここからはコースターの編み方を紹介します。
かぎ針編みが初めての方は、下記の記事もご参照ください。

つくり目の作り方
まずは左手の人差し指に糸を2回巻き付けてください。
糸玉側を手のひらで軽く握って、糸端を指の付け根から指先向かって巻き付けます。

人差し指と中指をくっつけて糸を挟むようにすると輪っかが崩れにくくなります。
2つの輪っかにかぎ針を通して、糸を引っ掛けます。

かぎ針に糸を引っ掛けて、2つの輪から引き抜きます。
親指で糸玉側の糸をそっとおさえると引き抜きやすくなります。

もう一度かぎ針に糸をかけて、輪から引き抜きます。

これで「つくり目」が完成です。

1段目の編み方
ここからは1段目を編んでいきます。
まずは、糸をかぎ針にかけて引き抜きます。
親指と中指で輪をつまむと編みやすいです。

糸を引き抜くと、鎖編みが1目編めます。
これを「立ち上がりの鎖編み」と呼びます。

続けて、細編みを編みます。
輪の中にかぎ針を通し、糸をかけて、輪から引き出します。

糸を引き出したところです。

もう一度、かぎ針に糸をかけて、糸を引き抜きます。
これで細編みが1目編めました。

ここで、編んだ細編みに「編み目マーカー」をつけます。

<編み目マーカーをつける理由>
編み終わりには1つ目の編み目に「引き抜き」をしますが、立ち上がりの鎖編みと1つ目の細編みがわかりずらいため、編み目マーカーをつけておくと引き抜く場所が分かりやすくなります。
※「引き抜き」のやり方は後ほど説明します。このレシピを最後まで読んで頂くと理由がわかりますよ(^ ^)
続けて、2つ目の細編みを編みます。
同じように輪の中にかぎ針を通し、糸をかけて引き出します。

糸を引き出したら、もう一度かぎ針に糸をかけて、引き抜きます。

これで2つ目の細編みが編めました。

同じようにして細編みを6回編みます。
編み目の数が分からなくなってしまった場合は、写真のようにかぎ針がついているところから1、2、3・・・と編み目マーカーがついているところまで数えてください。
立ち上がりの鎖編みは編み目の数に数えませんのでご注意ください。

中心の引き締め方
細編みを6目編んだら、中心を引き締めます。
いったんかぎ針を外し、糸はじを優しく引っ張ります。
そうすると、中心の糸2本のどちらかが動きます。
写真では、動いた方の糸に星印をつけています。

続けて、動いた方の糸(星印をつけたところ)を引っ張ります。
そうすると、もう一つの糸が引き締められます。

次に糸はじを引っ張ります。
これで、中心が引き締められました。

編み終わりの引き抜き方
ここからは編み終わりの「引き抜き」のやり方です。
かぎ針を編み目に戻してください。
編み目マーカーのついたところにかぎ針を通します。

かぎ針に糸をかけて、引き抜きます。
これで1段目が編み終わりました。

2段目以降も編み終わりは同じように「引き抜き」をします。
2段目の編み方
続けて2段目を編んでいきましょう。
まずは立ち上がりの鎖編みを1目編み、編み目マーカーのついているところに細編みを1目編みます。(※編み目マーカーを外してから細編みを編んでOKです。)

今編んだ細編みに、編み目マーカーをつけておきます。

同じ場所にもう1回細編みを編みます。
1つの目に2つの細編みを編むので「増やし目」と呼びます。

次の目にも同じように増やし目を編みます。
2つ目の増やし目を編んだところで編み目の数は4つになります。

2段目は全ての目に増やし目を編みます。(つまり、全ての目に細編みを2回ずつ編みます。)
編み目の数は全部で12個になります。
※間違えた場合は、そこまでほどいて編み直せばOKです。

2段目の編み終わりを引き抜きます。

これで2段目が編み終わりました。

3段目の編み方
ここからは3段目の編み方です。
まずは、立ち上がりの鎖編み1目を編んで、細編みを1目編みます。
ここで編み目マーカーをつけておきましょう。

次の目は増やし目を編みます。(=1つの目に細編みを2回編みます。)
同じように、細編み1回、増やし目1回を繰り返して編んでいきます。

「細編み1回+増やし目1回」を6回繰り返して編んだところです。
3段目の編み目の数は全部で18目になります。

3段目の編み終わりも「引き抜き」をしてください。
4段目以降の編み方
4段目も同じように立ち上がりの鎖編み1目を編んで編み始めます。
細編み2回+増やし目1回を繰り返して編んでください。

4段目以降は下記の表を見ながら同じように編み進めます。
〇:細編み
●●:増やし目
段数 | 編み方 | 編み目の数 |
1段目 | 〇(細編み)×6回 | 6 |
2段目 | ●●(増やし目)×6回 | 12 |
3段目 | 〇●●(細1+増1)×6回 | 18 |
4段目 | 〇〇●●(細2+増1)×6回 | 24 |
5段目 | 〇〇〇●●(細3+増1)×6回 | 30 |
6段目 | 〇〇●●〇〇(細2+増1+細2)×6回 | 36 |
7段目 | 〇〇〇〇〇●●(細5+増1)×6回 | 42 |
8段目 | 〇〇〇●●〇〇〇(細3+増1+細3)×6回 | 48 |
9段目 | 〇〇〇〇〇〇〇●●(細7+増1)×6回 | 54 |
10段目 | 〇〇〇〇●●〇〇〇〇(細4+増1+細4)×6回 | 60 |
増やし目の位置をずらしながら編んでいきます。
これは同じ位置に増やし目を繰り返すとその部分がとがってしまうからです。
多少、順番を間違えても編み目の数があっていれば問題ありません。
編み終わりの糸始末のやり方
10段目まで編み終えたら、糸を10cm程残して切ります。

かぎ針をぐーっと上に引いて、糸を全て引き抜きます。

糸はじを「とじ針」に通し、編み目を1つあけ、2つ隣の細編みの頭に針を通します。

続けて、編み終わりの目にもう一度針を通します。

糸はじをそっと引っ張ってください。
こうすると編み終わりが目立たなくなります。

糸はじは編み地の裏側に4〜5回潜らせて切ります。
編み始めの糸も同じように編み地に潜らせて切ります。

コースターの完成です!

コースター編みにおすすめの糸と道具
このレシピで使った糸と道具の紹介です。
糸はダルマ毛糸さんのニッティングコットンを使いました。
滑らかで編みやすい糸です。
糸のパッケージにはかぎ針の目安は7〜8号と記載されていますが、
個人的に小さめの方が編みやすいので5号のかぎ針を使いました。
初心者の方はグリップというカバーがついているものが編みやすくておすすめです。
とじ針もご用意ください。
編み目マーカーがあると便利です。
まとめ
私は編み図を読むのが苦手だったので、出来るだけ写真をたくさん使って初心者さんにもわかりやすいようこの記事を書きました。
編み図が苦手で、丸く編むのが難しい!とお悩みの方に、お役に立てれば幸いです。
基本を覚えてしまえば、作れるものの幅がぐんと広がりますので是非チャレンジしてみてくださいね!
長編みで丸く編む方法も紹介しています。

下記のレシピは丸く編む編み方の応用編ですので、次に編むのにおすすめです(^ ^)




