あなたの尊敬する人は誰ですか?
と聞かれたら、真っ先にお名前を挙げるのは
りんご農家の木村秋則さんです。
めげそうになった時はいつも木村さんの本を読みます。
昨夜は、映画も見返しました。
久しぶりに見て、ティッシュの箱が空になるほど泣きました。( ; ; )
木村さんのことを初めて知ったのは
カナダのワーホリから帰国して数年後のことです。
カナダ暮らしがきっかけで、
環境にやさしい暮らしに興味を持ったはずが…
帰国して東京で働いていた頃は、
日々の忙しさに追われて、安さと利便性を求め生きていました。
そんな私とは違い
ある友人はカナダから帰国しても
環境にやさしい暮らしを大切にしていました。
そんな彼女が木村さんのことを教えてくれたんです。
絶対に不可能と言われていた、
りんごの無農薬栽培を成し遂げた木村さん。
想像もつかないような、苦労をたくさんされて
それでも信念を貫かれた。
日本の農薬使用量は世界一だということ
海外の方は日本の野菜はよく洗って食べるよう注意しているなんて、まさかの話でした。
農薬や化学肥料と環境汚染、異常気象の関係。
龍を見たり、宇宙人にさらわれたり、地球のカレンダーの話には鳥肌が立ちました。
農業に携わっていない私が、
木村さんを尊敬していますと申し上げるのは、大変恐れ多いのですが
心から、誰よりも尊敬しています。
実は、2014年に木村さんの講演会に伺い
直接お話しを聞くことができました。
木村さんの第一印象は、満面の笑顔。
その場にいた誰もが思わずつられてしまうような、本当に笑顔が素敵な方でした。
りんごが実らなかった10年間は、その笑顔も消えてしまう苦難の日々。
お話を聞いている間、私はただただ、涙がとまりませんでした。
木村さんは著書の中で
奥様や支えてくれた親友たちのことを
強い絆で結ばれた「ソウルメイト」だと書かれています。
私は若い頃に木村さんの本を読んでから
いつか私もこの人は「ソウルメイト」だと思えるような人に出会いたいと
思っていました。
そんな人に出会えなければ一生独身でもいいと思っていました(笑)
でもね、
木村さんもおっしゃるように、
「ソウルメイト」は必ずしも結婚する相手とは限らなくて
苦しい時に支えてくれる親友だったり
同じ志を持って、共に歩む仲間だったりするわけです。
それなら、
私はもう「ソウルメイト」に出会っているかもしれません。
出会った瞬間に
「この人はソウルメイトだ」とわかるわけではなくて
(もちろん、そういう人もいるかもだけど)
相手との絆を深めていくことで
その人が「ソウルメイト」だと、わかるものなのではないでしょうか
辛い時に、励ましてくれた人
悩んだ時に、話を聞いてくれた人
困った時に、助けてくれた人
人生で出会った、そんな人たちは皆
私の「ソウルメイト」かもしれないと思います。
人と関わることが怖くて
誰にも心を開けず、殻に閉じこもっていた時期もあったけれど
今は、
出会った人とのご縁を大切に、絆を深めていくことで
いつの日か、「この人がソウルメイト」だとわかる。
そういうものではないかな、と思っています。
木村秋則さん「ソウルメイト 奇跡を支えた魂の絆」
とても素敵な本です。ぜひ読んでみてください。
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