こんにちは。海と糸です。
このブログは編み物でできるプラスチックフリー生活をテーマに、初心者さん向けの編み物レシピを紹介しています。

さて、今日は麻ひもを使った野菜ストッカーの作り方をご紹介したいと思います。
玉ねぎは風通しの良い場所に吊るしておくと良いのだそうですよ。
この野菜ストッカーは玉ねぎの保存方法について調べていて思いついたものです。
上手に保存して、長持ちさせられたら食品ロスの削減にも繋がりますよね。
ぜひ編んでみてください!
麻ひも野菜ストッカーの材料

- 麻糸(麻ひも)
- かぎ針5号
- とじ針
今回は『糸のきんしょう』さんで購入した麻糸『ジュート麻(太・巻き)』を使いました。
太い麻糸ですが、一般的な麻ひもよりは少し細めで編みやすいです。
糸の毛羽立ちがありますが、その分ナチュラルな雰囲気に仕上がります。
麻ひも野菜ストッカーの編み方
1.編み始めは指に2回巻きつけて輪を作り細編みを6目編み入れます。


円の編み方は下記の記事で詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。

2.2段目は細編み2目ずつ編み入れ増やし目を6目編みます。編み目の数は全部で12個になりました。

3.続けてくさり編みを5目編みます。

4.前の段の細編み2目目に細編みを編みます。


5.これを繰り返して編みます。

6.一番最後のところはくさり編みを3目編み、前の段の引き抜き編みの所に長編みを1目編みます。


7.続けてくさり編みを5目編みます。前の段のネットの山をそっくり拾って細編みを編みます。


8.一番最後のところは同じようにくさり編み3目編み、前の段の細編みの頭を拾って長編みを編みます。

これを繰り返して編んでいきます。

9.ネット編みを20段編んだところです。

10.21段目は同じようにくさり編み5目で山を4個編み(黒丸)、5個目の山はくさり編み3目+長編み(赤丸)を編みます。

11.続けて編地を裏返し、くさり編み5目を3回、くさり編みと長編みを1回編みます。

12.続けて同じように編地を裏返し下記のように編んでいきます。1段づつネットの山を減らして、ピラミッドのような形になります。
一番最後の段はくさり編み3目+長編みを編みます。

13.糸端を5cm程残して糸を切り、引き抜きます。

14.矢印のところに新しく糸を付けます。

15.同じようにネット編みを編んで、1段づつ山を減らしていきます。





16.取っ手になる部分はくさり編みで25目編みます。(お好みで長くしてもOKです)

17.続けて、細編みで縁を編んでいきます。ネットの山1つにつき、細編みを3目づつ編み入れます。


18.取っ手の部分は前の段の細編みを1目づつ拾って細編みを編んでいきます。

19.反対側も同じように細編みで縁を編みます。

編み終わりは編み始めのくさり編みに引き抜き編みをします。

20.完成です!

じゃがいもバッグにアレンジ
玉ねぎバッグをアレンジして、じゃがいもバッグを編んでみましょう。
底面の円を編む際に、3段目まで編みます。
細編み1回+増やし目1回を繰り返し、編み目の数は18個になります。

同じようにくさり編みでネットを編んでいきます。ネットの山は18個できます。

同じように繰り返し15段編んだところです。

同じように側面を編んでいき、取っ手を付けて、縁を編めば完成です。


じゃがいも用の野菜ストッカーが編めました!

最後に・・・
野菜ストッカーの編み方をご紹介しました。
実は、今回使った麻ひも(ジュート)はとても環境にやさしい素材なんです。
その理由はというと…
- 黄麻(ジュート)はインドやバングラディッシュ等で栽培される、背丈2~3mもある植物です。収穫し繊維に加工する過程では大量の水が使われますが、その水を含んだ廃棄物は環境を汚染することなく土壌に還ります。
- 成長過程で光合成が盛んに行われる植物です。普通の植物の5~6倍の二酸化炭素(CO2)吸収力があり、地球温暖化を抑制する効果が期待されています。
- 天然素材なので焼却処分をしても有害物質を出しません。土中に埋めるとバクテリアによって完全に分解され、土に還るのでとても地球に優しい繊維です。
海と糸は、編み物を楽しみながら、できるだけ環境にやさしい素材を使うことを大切にしたいと考えています。
地球にやさしい編み物の考え方に共感いただけたら、とても嬉しいです。

