「カカオ農園で働いている子供達はチョコレートを食べた事がない」
そんな一言をふと目にしたことがあって、
ずっと気になっていました。
下記の記事でも書きましたが、私にとってチョコレートは日々の暮らしに小さな幸せをもたらしてくれる食べ物。
なくてはならない存在です。
そんな大好きなチョコレートがどんな風に作られているのか、考えたこともありませんでした。
幸せをもたらしてくれるチョコレート。
その一方でそのチョコレートを作る為に苦しんでいる人がいるかもしれない。
見て見ぬふりはできませんでした。
今日は地球に優しいチョコレート選びがテーマです。
チョコレートと児童労働問題
チョコレートの原料であるカカオ豆
アフリカの国々では貴重な収入源になるそうです。
そのために価格競争も激しく、子供達がただ同然の賃金で奴隷のように働かされる児童労働が問題となりました。
日本で100円ほどで買えるチョコレート。
そのチョコレートには、チョコレートを食べた事もないアフリカの子供達が奴隷のようにこき使われてクタクタになって働いたカカオが使われているかもしれません。
そんな現実を知り、思わず胸が苦しくなりました。
私は何も知らずにお買い得品のチョコレートを毎日のように食べていたのですから。
私に幸せをもたらしてくれた裏で、苦しんでいた子供がいたかもしれないなんて・・・
悲しすぎます。
それなら、もうチョコレートを買わなければよいのか?
話はそう単純な事でもなさそうです。
チョコレートが売れなくなれば、カカオ農園で働く人の生活はますます苦しくなり、チョコレートの販売に関わる人達も生活に困ることになります。
それなら、私たちに出来ることは何なのでしょうか。
フェアトレードチョコレートとは?
私たちに出来ることは、「フェアトレードチョコレート」を選ぶことです。
フェアトレードチョコレートとは、簡単に言えば『人にも地球にも優しいチョコレート』として認められたチョコレートです。
児童労働を禁止するだけでなく、森を破壊したり、危険な農薬を使ったりすることなく地球環境を守りながら生産されています。
日本でも買えるフェアトレードチョコレートは少しずつ増えてきていますが、
普通のチョコレートに比べると高価です。
でも本来なら、それだけの対価を支払うべきなんです。
いつの日かフェアトレードの認証が無くても、地球にも人にも優しいチョコレートが当たり前になってほしいと思っています。
そのためにはフェアトレードのチョコレートを選ぶ人が増えていくことが大切です。
安いには安い理由があります。
安さの裏で苦しむ人がいることをほんの一瞬、思い出してみてください。
参考文献
おすすめの地球に優しいチョコレート
ここからはおすすめの地球に優しいチョコレートを紹介したいと思います。
ピープルツリー
まずは私が大好きなピープルツリーのチョコレートを紹介します。
パッケージのイラストも可愛くてちょっとしたプレゼントにもおすすめです。
原材料にはフェアトレード・オーガニック素材を使用し、乳化剤等の添加物は使われていません。
溶けやすいココアバターが使われているため期間限定の販売です。
次回は2021年10月下旬ごろに販売されるようなので今からとても楽しみにしています。
ショコラマダガスカル
ロベール社はマダガスカルカカオにこだわったチョコレートを70年以上作り続けています。
カカオ豆の収穫だけでなく、チョコレートの加工・販売まで国内で行うことでマダガスカルの人々にチョコレートの販売利益を還元しています。
更に、カカオは農薬・化学肥料不使用で育てられ環境にも配慮されながら作られています。
チョコレートフロムヘブン
チョコレートフロムヘブン(天国のチョコレート)というユニークな名前のこのチョコレートはベルギー生まれ。ココアバターを100%使用し、着色料・保存料も不使用です。
人間の健康と自然を尊重したチョコレートづくりを信念とし、フェアトレード認証マークも取得。生産農家と労働者の生活を支援しています。
天国のチョコレートの名の通り、食べる人にも作る人にも幸せをもたらすチョコレートです。
まとめ
地球にも人にも優しいフェアトレードチョコレートを紹介しました。
一人一人の選択が社会を変える力になります。
チョコレートを買う時は、ココア農園で働く労働者たちに思いをはせてみて頂ければ嬉しいです。
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