起きてほしくないことを考えるのは嫌
だから、
ずっと目をそらしていました。
万が一の備えのこと。
震災とか被災とか、防災とかそういう言葉に対して嫌悪感のようなものさえありました。
もう二度と起きてほしくないから
万が一、また起きたらなんてこと
考えたくないんです。
だから、
ずーっと考えないようにしていました。
でも、
心は正直です。
もし、もし、もし、、、、
また起きたら、と不安でいっぱいでした。
そんな状態だったのですけれど、少し前のこと
不安なのはちゃんと「万が一の場合」を考えていないからじゃないかと、思いました。
「備えあれば憂なし」とは、よく言ったもので、
日頃から万が一に備えておけば、憂いは減るのかもしれません。
そこで、普段食べているものを多めに買って備蓄する「ローリングストック」を始めることにしたのです。

食べ物についてはひとまず、これでOK
次は、食べ物以外の防災グッズも用意することに。
しかしながら、調べれば調べるほど、必要なものがたくさんあって
どこから準備すれば良いのか、途方に暮れていました。
最低限、これさえ揃えればよし!
というものを誰か教えて〜!
と思っていたところ、見つけたのが福島生まれの防災リュックです。
このリュック、実際に被災を経験された方の
こんなものを備えておけば良かった
というアイテムが厳選されています。
2011年3月11日
東日本大震災私は福島でこの震災を
体験しました当時の私は
防災意識が低く
懐中電灯すら持っていない
ような状態でした何の備えもない中で
停電、断水、食糧不足に陥り
大変苦労しましたあの辛い体験を他の人にしてほしくないという想いで
実際に困ったことや命にかかわることに焦点を当て
2011年6月に
「福島県の被災者が考えた防災セット」
を取り扱うことになりました引用元:商品販売ページより引用
もうね、この想いを読んだだけで
胸が詰まります。
涙が溢れてきます。
あの時のことを思い出してしまうから。
本当に、もう二度と起きてほしくない。
でも、もしも万が一また起きたとしたら
その時は、辛い思いをする人が1人でも減って欲しい。
心からそう願っています。
福島生まれの防災リュック、その中身は?
さて、私が購入した防災リュックは、
福島県にある、株式会社ヒカリネットさんが手がける、
防災ハザードリュック36点セットです。
アイテムの半数以上はオリジナル開発品なのだそう。
よく見かける定番の防災アイテムを詰め込むだけではなく、
被災経験からあって助かったもの、なくて困ったもの、
そして防災士の観点から災害に役立つ商品を開発。
実用性の高いアイテムを取り揃えています。引用元:商品販売ページより引用
一から防災グッズを用意しようと思った時、
何を購入すれば良いのかさっぱりわからず、途方に暮れてしまいました。
実際に被災された方の声を取り入れて、
本当に必要な役立つアイテムをまとめてくださっているのはとてもありがたいと感じました。
注文した防災リュックですが、
こんな風にリュックの中に全ての防災アイテムが入った状態で届きます。

リュック自体は撥水加工されており、ロゴが反射します。
手に持ってみると、ずっしりと重みがありますが、
これを背負って歩くの大変だなと感じるほどではありません。

リュックの中にはこんな風に防災グッズが入っていますが、
ぎゅうぎゅうに詰まっている感じではなく、少し余裕があります。

正面の2つのポケットの中は空なので、
必要なものを追加で入れることも可能です。

リュックの中の防災グッズを全部並べてみました。
これだけのものを揃えるのは結構大変ですよね。

1つ1つ紹介していきますね。
まずは、こちら簡易頭巾です。

小さく折り畳んで専用の袋に入れられるようになっています。

実際に被ってみるとこんな感じ

これね、すっごく暖かいので寒さ対策に良いと思います。
ただ頭を守るという意味では、あくまで簡易的な頭巾なので、別売りの帽子型簡易ヘルメットがあると安心かも。
続いては、こちらダイナモラジオライト

箱の中身は本体と、USBケーブル、取り扱い説明書が入っています。

このアイテムのおすすめポイントは手回し充電ができるところ

こんな風にぐるぐると回すことで充電できるのだそうです。

本体の左側のスイッチで、ライトをつけたり、サイレンを鳴らしたりできます。

ライトはこんな感じ

小さいですが十分な明るさがあります。
ちなみに、サイレンはものすごく大きな音がなりますので、お試しされる際はご注意ください。
右側のつまみを回すとラジオが聴けます。

正面のボタンでチャンネルを変えられます。

続いてこちら、LEDランタンです。

箱から取り出すとこんな感じ。片手に収まるコンパクトサイズ。

電池式なので、底面を開けて、付属の単4電池を3本セットします。

本体をスライドするとライトが点灯します。

でね、これびっくりするほど、ものすごく明るいです!!
光を直接見ないでくださいと注意書きがあるほど。

蝋燭だと火の心配がありますが、このライトなら安心です。
次はこれ、非常用エアーマットです。

もしも万が一、体育館などの床に寝ることになったら…
想像しただけで身体が痛くなります。
こんなマットがあれば、本当に助かりますよね。
座布団がわりに使うこともできるそうです。

続いては、こちらのポーチ

中身は、緊急用アルミ寝袋、アルミ保温シート、トイレの凝固剤、非常用携帯トイレ、マスク3枚、三角巾、歯ブラシ2本、ウエットティッシュ、ポケットティッシュ2つが入っています。


続いてはこちら、スモークガードパック(緊急避難用ヘッドカバー)

火災の時に頭にかぶって逃げるためのもの。
こんな風に使うみたい。

避難の際に少しでも呼吸のできる状態を確保することで、
安全性を高められるとのこと。
防水のスマホケースもついています。

ケースの中にスマホを入れて、金具でしっかり密封できます。


エマージェンシー3点セットの中身は軍手、ロープ、笛が入っています。


こちらは救急セットです。

中身は、爪切り、エチケットはさみ、耳かき、毛抜き兼ピンセット、爪やすり、傷テープ3枚、綿棒10本、ワンタッチ包帯、コットンパフ3枚です。

水を入れて運べる、給水バッグも入っています。
これは思いつきませんでした!確かにこういうのあったら便利かも。

さまざまな使い方ができるそう。

ゴミ袋45L×10枚入り

レインポンチョ

お水と保存食も入っています。

お水は500ml×3本、カンパンが1缶、5本入りのえいようかん
いずれも賞味期限は5年以上あります。

えいようかんは1本でご飯1杯分のカロリーを補給できるそうです。
これで全部、もれなく書いたかな?
自分では思いつかないような防災グッズが含まれていて、とても勉強になりました。
ひとまずこれで必要な防災グッズを揃えることができてホッとしています。
最後に・・・
スタッフ全員が被災経験者だという、ヒカリネットさんの防災リュックをご紹介しました。
防災グッズ、何も準備していない!
そんな方はぜひご検討ください。
本当に本当に、何事もなく、無事に過ごせることを
心から願いつつ
万が一のことともしっかり向き合って
備えて、憂いが少しでも減りますように・・・
この記事で紹介した防災リュックはこちらです。
最後までお読みいただきありがとうございます。