海と糸です。
このブログは地球にやさしい暮らしと編み物をテーマに、初心者さん向けの編み物レシピを紹介しています。

この記事では、長編みで編む円の編み方をご紹介します。
丸く編めるようになると、バッグや帽子など編み物の幅がぐんと広がりまよ。
長編みは細編みに比べると、1段でより大きく編めるのが特徴です。
まだ丸く編んだことがない!という方は先にコースターの編み方を参照いただき、
細編みの円にトライしてみてください!
丸く編む要領がつかめてからですと、長編みの円もスムーズに編み進められると思います。
ぜひ、細編みで編む円とあわせてマスターしてくださいね(^ ^)
かぎ針編みが初めての方は下記の記事もあわせてご覧ください。

長編みの円の編み方
ここからは長編みの円の編み方を紹介していきます。
編み始めの「つくり目の作り方」は細編みの円と同じで、輪の作り目で編み始めます。
作り目の作り方
まずは左手の人差し指に糸を2回巻き付けてください。
糸玉側を手のひらで軽く握って、糸端を指の付け根から指先向かって巻き付けます。

2つの輪っかにかぎ針を通して、糸を引っ掛けます。
人差し指と中指をくっつけて糸を挟むようにすると輪っかが崩れにくくなります。

かぎ針に糸を引っ掛けて、2つの輪から引き抜きます。
親指で糸玉側の糸をそっとおさえると引き抜きやすくなります。

もう一度かぎ針に糸をかけて、輪から引き抜きます。

これで「輪の作り目」が完成です。

【長編みの円】1段目の編み方
ここからは1段目を編んでいきます。
まずは立ち上がりの鎖編みを3目編みます。
3番目の鎖編みに編み目マーカーをつけておくと後々わかりやすいです。

続けて、輪の作り目に長編みを編みます。
かぎ針に糸をかけて、輪の作り目にかぎ針を通してください。

かぎ針に糸をかけて、輪から引き出します。

もう一度かぎ針に糸をかけて、かぎ針の先から2つの糸から引き抜きます。
糸を引き抜くと、かぎ針には2つの糸がかかっています。

続けて、もう一度かぎ針に糸をかけて、全ての糸から引き抜きます。

これで立ち上がりの鎖編みと、長編みが1目編めました。

同じようにして、輪の作り目の中に細編みを14目編んでください。

円の中心の糸を引き締めます。

中心の引き締め方は細編みの円と同じですので、以下に引用して紹介します。
同じようにやってみてくださいね。
中心の引き締め方(細編みの円より引用)
糸はじを優しく引っ張ります。
そうすると、中心の糸2本のどちらかが動きます。
写真では、動いた方の糸に星印をつけています。

続けて、動いた方の糸(星印をつけたところ)を引っ張ります。
そうすると、もう一つの糸が引き締められます。

次に糸はじを引っ張ります。これで中心が引き締められました。

編み終わりの引き抜き
1段目の編み終わりは、立ち上がりの鎖編み3つ目に引き抜きます。
この時、立ち上がりの鎖編み3つ目がわかりづらいので、最初に編み目マーカーをつけました。
編み目マーカーをつけたところにかぎ針を通します。
やりずらい場合は編み目マーカーを外して、かぎ針を通してくださいね。

かぎ針に糸をかけて、引き抜きます。

1段目が編み終わりました。

【長編みの円】2段目の編み方
続けて2段目を編みます。
まずは、立ち上がりの鎖編みを3目編み、同じ場所(矢印のところ)に長編みを1目編みます。
ここ、間違いやすいので注意です。2つ目に編んでしまいがち!

続けて次の目にも、長編みを2目編みます。
1つの目に2つの長編みを編むので「増やし目」と言います。

2段目は全ての目に増やし目を編みます。(=つまり、全ての目に長編みを2目ずつ編みます。)
編み終わりは、1段目と同じように引き抜きをしてください。

【長編みの円】3段目の編み方
続けて、3段目を編みます。
同じように立ち上がりの鎖編みを3目編み、次の目に増やし目(=長編みを2目)編んでください。

3段目は、長編み1回+増やし目1回(=長編み2回)を1セットとし、それを繰り返して編みます。

長編み1回、増やし目1回、長編み1回、増やし目1回…と繰り返し、
編み終わりは引き抜きをしたところです。

【長編みの円】4段目の編み方
ここからは4段目です。
立ち上がりの鎖編みを3目編み、次の目にも長編みを編みます。

続けて、次の目には増やし目(=長編み2目)を編みます。

4段目は、長編み2回+増やし目1回(=長編み2回)を1セットとし、それを繰り返して編みます。

4段目を編み終えたところです。
編み終わりは引き抜きをします。

編み終わりの糸は10cm程残して切り、編み地に潜らせて切ります。
詳しいやり方は細編みの円と同じですので、下記に引用して紹介します。
同じようにやってみてください(^ ^)
編み終わりの糸始末のやり方(細編みの円より引用)
編み終わりはかぎ針をぐーっと上に引いて、糸を全て引き抜きます。

糸はじを「とじ針」に通し、編み目を1つあけ、2つ隣の細編みの頭に針を通します。

続けて、編み終わりの目にもう一度針を通します。

糸はじをそっと引っ張ってください。
こうすると編み終わりが目立たなくなります。

糸はじは編み地の裏側に4〜5回潜らせて切ります。
編み始めの糸も同じように編み地に潜らせて切ります。

以上で、長編みの円の完成です!
最後に・・・
長編みで編む円の編み方を紹介しました。
細編みの円と比べてみましょう。

左は細編みで編んだ円、右は長編みで編んだ円です。
細編みの円は10段編みました。
ほぼ同じ大きさですが、長編みの場合は4段で編めました。
細編みよりも早く編めるので、大きなものを編む時は長編みで編むと楽です。
長編みの円の応用でグラニーハットを編みました。

海と糸の編み物レシピの一覧は下記よりご覧いただけます。
