こんにちは。海と糸です。
このブログは地球に優しい暮らしと編み物をテーマに、かぎ編みの簡単レシピを紹介しています。

さて、今日は初心者さんの為のニット帽の編み方を紹介したいと思います。
このレシピの特徴は、長方形に編んで、筒状にして、片方をつぼめるという作り方をします。簡単な絵にするとこんな感じです。

帽子を編む時、難しいのは、最初の作り目で頭の幅に合わせるのですが、
編んでいるうちに、大きすぎたり小さすぎたりしてしまうという事なんです。
私の場合は、完成した帽子がぶかぶかだったということがよくありました。
今日紹介する編み方だと、実際に頭の大きさに合わせて編み進めてちょうど良い大きさになったらやめればいいので、失敗することがないと思います。
同じ編み方の繰り返しで簡単なので、初心者の方も是非編んでみてくださいね。
※この記事はかぎ針で編むニット帽の編み方です。
輪針・棒針編みのニット帽は下記の記事で紹介しています。

ニット帽子を編む糸と道具

このレシピで使う糸と道具は下記の通りです。
- 毛糸(空気をまぜて糸にしたウールアルパカ)×2玉
- かぎ針 7号と8号
- とじ針
今回は『空気を混ぜて糸にしたウールアルパカ』という糸を選びました。
その名のとおり、素材はメリノウール80%、ロイヤルベビーアルパカ20%です。
とても柔らかくて肌触りのよい糸です。このレシピには2玉使います。
私はネイビーを選びました。
他にも明るい優しい色がありますので、お好きな色を選んでください。
かぎ針は2種類使います。最初の作り目だけ8号で編み、それ以外は7号で編みます。
かぎ針の両側に7号と8号がついている下記のものがおすすめです。
かぎ針編み初心者さんの為のニット帽子の編み方
ここからはかぎ針編みで編むニット帽の編み方を紹介します。
かぎ針編みの基本的な編み方は下記の記事をご参照ください。

かぎ針編みで編むニット帽の編み方〜工程1
まず最初はくさり編みで50目編みます。
最初のくさり編みだけ、8号針を使います。

かぎ針を7号に変えます。
立ち上がりの鎖編み1目を編み、細編みで1段目を編みます。
下記の矢印のように編み目を拾っていきます。(裏山を拾うと言ったりします。)

分かりずらいので色を変えて説明しますね。
くさり編みを表から見るとこんな感じ

裏側がこちら、赤丸がついているところが裏山

こんな感じで細編みを編みます。

1段目が編み終わったところです。

編地を裏返して、立ち上がりの鎖編みを1目編み、前の段の細編みの半目を拾って細編みを編んでいきます。

こちらも分かりずらいので色を変えて説明します。
写真のように、前の段の細編みの奥の半目だけを拾って細編みを編んでいきます。

編地はこのようになります。

2段目を編み終えたところです。

この編み方を繰り返して編んでいきます。

実際に頭に巻いてみてちょうど良い長さになるまで編み進めてください。
糸が足りなくなったら新しい糸を結んで編み進めます。
かぎ針編みで編むニット帽の編み方〜工程2
ちょうど良い長さまで編んだら、筒状にして先端をつぼめます。
編み終わりは糸を編地の幅の1.5倍程残して切り、引き抜いてください。
糸をとじ針に通します。

編地を筒状にして、編み始めと編み終わりを綴じていきます。
分かりやすいよう色を変えています。

綴じ終わったところです。筒状になりました。

続けて片方の先端をつぼめて帽子にします。
筒の円周よりも少し長めに糸を切り、とじ針に通し、写真のように編み目に通していきます。分かりやすいよう色を変えています。

1周通したら、糸を両手でぎゅっと引っ張ってつぼめます。
両側の糸はとじ針に通して、編地にくぐらせます。

ニット帽子の完成です!

今日紹介した編み方は、レッグウォーマーの編み方と同じです。
インスタでは少しだけ動画も載せているので参考にどうぞ。
2枚目が動画になっています。
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まとめ
ニット帽の編み方を紹介しました。
かぎ編みの編地は収縮性がない、というのが1つの特徴なのですが、この編み方なら収縮性があるものを作れます。
レッグウォーマーもぜひ!

ニット帽のサイズが大きすぎた時の対処法はこちら
