私は家計簿が苦手でした。
何度もトライしたけれど、どうしても続かなくて、挫折してばかりでした。
いつの頃からか、
「私は必要なものしか買ってないから、家計簿必要ない!」
と思う(…思い込む)ようになりました。
誰かの家計簿つけた方が良い!という発言を見聞きするたび
「いやいや、私には関係ない。だって必要なものしか買ってないから」
頑なに拒否していました。
それが、去年の6月ごろにふと思い立ってロルバーンのメモ帳に買ったものをメモし始めたのです。

きっかけは全く思い出せないのですが、
家計簿は完璧じゃなくていい、買ったものを記録しておくだけでいいと
どこかで目にして、それならやってみようかと
ささいな思いつきだったのだと思います。
気づいたら1ヶ月、2ヶ月と続いて、もうすぐ1年です。
今までは家計簿が苦手だったのに、どうして今回は続けられているのかというと
節約のためとか、無駄遣いをしないためと考えなかったから
だと思います。
あくまで『何を買ったか記録する』という目的で書いていたので
- 節約しなくちゃ!
- 無駄遣いしちゃった!
という感情が全くなかったからです。
ただ、淡々と「買ったものを記録する」のが習慣になりました。
最近は、この桜柄のノートに記録しています。
かわいいノートでしょ(^ ^)
私なりの書き方のポイントは
○月○日 食費1,650円
と書くのではなくて
○月○日 納豆、小松菜、卵、大根、油揚げ、ヨーグルト 1,650円
のように、買ったものを具体的に書くようにしています。
買ったもの全ての金額を書くのは大変なので、合計金額だけ書いています。
この品目を具体的に書くのが結構大事なんですよね。
というのも、
例えば、
- 2週間前に買ったお花がまだ元気に咲いている、次からはあのお花屋さんで買おうとか
- 今月はお米がもうないわ、少し控えて麺類にしましょうとか
- 牛乳や卵が賞味期限内に食べきれなかったから、次からは小さいサイズを買おうとか
- 特売の日に買ったお菓子、まだ食べてなかったなとか
色々な発見があったんですね。
今までは「必要なものしか買ってない」なんて思ってたけど
普通に無駄遣いたくさんしてました(笑)
でも「無駄遣いした自分ダメ!」とか
「もっと節約しなくちゃ」みたいな意識にはならなかったんですよね。
自分にとって本当に必要なものがわかったというか、
1ヶ月に最低限必要な金額がわかったという感じです。
節約とか、貯金が目的で始めたことではなかったのですが、
結果として節約になって貯金ができたので、続けられていると思います。
あと、言葉のイメージってあると思うんですよね。
「家計簿」というと「節約」とか「無駄遣いダメ!」みたいなイメージがくっついてて
なんとなく気が進まない、みたいなことないですか?
でも、「買ったもの記録」なら何も感じない。
フラットな気持ちで取り組める、だから続けられました。
買ったもの記録の最大のメリットは、
お金の出入りに対して客観的に見られるようになったことです。
その結果、私の意識はこんな風に変化しました。

無駄遣いって定義がないと思うんですよね。
自分が無駄だったと思えば、無駄遣いになるし
自分が必要だったと思えば、無駄遣いにはなりません。
他人から見れば無駄遣いかもしれないけど、本人にとっては無駄遣いじゃない。
だから、私は自分の買ったものに対して
「絶対に無駄遣いじゃない!必要だったんだもん!!!」
と頑なになっていたわけです。
ところが、ノートに書いて見直してみると
どう考えても無駄だったものに気がついてしまうし、
こんな素敵なノートに無駄だったものを書きたくない、って思うんです(笑)
今までは見たくなくて、目を背けていたけれど
お金の使い方を客観的に見られるようになって、
「無駄遣いをしない」ではなくて「必要なものだけを買う」という意識に変わりました。
そして、今は買ったものを書くたびに「買えるお金があってよかった」と思うようになりました。
これは「The Having」という本を読んだ影響なのですが、
今自分が持っているものに意識を向けられるようになったと思います。
「今月は○○円使ってしまった」と考えるより、
「それを買えるだけのお金があってよかった」と考えると、
心が穏やかで、豊かな気持ちでいられるのです。
これまで引き寄せ関係の本は何冊も読んだことがありますが、
買ったもの記録を数ヶ月続けてきたタイミングでこの本を読んだことで
書いてある内容がストーンと腑に落ちた感じです。
興味がありましたら読んでみてください。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます(^ ^)
家計簿が苦手だった私が、買ったもの記録を続けられているのは
- 自分にとって本当に必要なものかを考えられるようになったことと
- 買えるお金があってよかったと感謝の気持ちを持てるようになった
からです。
もしも私と同じように、家計簿苦手と感じてらしたら
まずは「買ったものの記録」から始めてみませんか?