海と糸です。
このブログは地球にやさしい暮らしと編み物をテーマに、初心者さん向けの編み物レシピを紹介しています。

皆さま、すっかり冬が終わって春になりましたが、編み物楽しんでいますか?
編み物は冬のイメージがありますが、
かぎ針編みは春・夏のアイテムがたくさん編めるので
これからの季節はますます楽しめますよ!
そんなわけで、今日はコットン糸を使った
グラニースクエアハットの編み方をご紹介します!
実は、かぎ針編みの基本の編み方で作れるので、意外と簡単なんですよ。
春のお出掛けのおともにもいいですよ(^ ^)
グラニースクエアハットの編み方
ここからはグラニースクエアハットの編み方をご紹介します。
かぎ針編みの基本の編み方は省略させていただきますので、下記の記事をご参照ください。

工程1:グラニースクエアを6枚編む
まず最初にグラニースクエアのモチーフを6枚編みます。

グラニースクエアの基本の編み方は下記の記事で詳しく解説していますので、この記事を参考にしながら編んでください。

1段目と3段目がネイビー
2段目と4段目をきなりにしています。
工程2:グラニースクエアをつなげる
次に6枚のグラニースクエアをつなげて輪にします。
下記の写真の赤丸と青丸のところに針を通して繋いでいきます。
(赤丸は鎖編み、青丸は長編みを編んだところです。)
1つのモチーフにつき17目をつなぎ合わせます。

まずは、モチーフを2枚重ねて、一番はじの鎖編みの外側の半目に針を通します。
(わかりやすくするために色付きの糸に変えています。)

同じ場所にもう一度針を通します。
(一番はじの鎖編みのところだけ2回針を通します。)

次に、1つ目の長編みの頭のところも、同じように外側の半目に針を通します。

2目以降も同じように、常に外側の半目に針を通しながら縫い合わせていきます。

17目繋ぎ終えたところです。
一番最後の鎖編みのところは、最初と同じように2回針を通してください。

縫い終わりは、編み地の裏側に数回くぐらせ切ります。

2枚のモチーフがつなげられました。

同じようにして6枚全てをつないでください。

工程3:ふちを細編みで編む
次の工程は「ふちを細編みで編む」です。
モチーフのはじに新しい糸をつけます。
(わかりやすくするため色付きの糸で編んでいます)

立ち上がりの鎖編み1目編んで、細編みを17目編みます。

モチーフ1つにつき、細編み17目です。
モチーフの繋ぎ目には何も編まずに、次のモチーフの細編みを続けて編んでください。

一周全て編み終えたところです。編み目の数は102目になります。

工程4:帽子のトップ部分を編む
次に帽子のトップ部分を長編みの円で編みます。

長編みの円の編み方は下記の記事で詳しく解説していますので、この記事を参考に編んでください。

ただし、編み目の数は異なりますので、以下の表のように編みます。
1段目 | 長編み17回(立ち上がりの鎖編み3目+長編み16回) | 編み目の数:17 |
2段目 | 長編みの増やし目×17回 | 34 |
3段目 | (長編み1回+増やし目1回)×17回 | 51 |
4段目 | (長編み2回+増やし目1回)×17回 | 68 |
5段目 | (長編み3回+増やし目1回)×17回 | 85 |
6段目 | (長編み4回+増やし目1回)×17回 | 102 |
工程5:帽子のトップとモチーフを繋ぐ
次に、帽子のトップ部分とモチーフをつないでいきます。
編み目の数は「102目」で同じなので1目づつ繋ぎ合わせます。
まずは、モチーフとトップ部分を重ねて、外側の半目づつを拾ってかぎ針を通します。

続けて、かぎ針に糸をかけて手前に引き出します。
(わかりやすくするため水色の糸を使っていますが、実際はネイビーの糸を使います。)

もう一度かぎ針に糸をかけて、引き抜きます。

同じ場所にもう一度かぎ針を通して、細編みを編みます。

同じようにして2つ目の外側の半目づつを拾って細編みを編みます。

同じことを繰り返して編んでください。

1周編んだら、編み終わりは最初の細編みに引き抜きます。
糸はじは編み地にくぐらせて切ります。

トップ部分とモチーフが繋がりました。
工程6:ふちに細編みを編む
次は工程3と同じように、モチーフのふちを細編みで1周編んでください。

工程7:帽子のふちを長編みで編む
ここからは帽子のふちを長編みで編んでいきます。
工程6に続けて、立ち上がりの鎖編みを3目編み、長編みを編んでください。
この時、1つのモチーフにつき1箇所に増やし目(=長編みを2回編む)を編みます。
場所はどこでも良いので、1つのモチーフに1つずつ編み目マーカーをつけて、その場所で増やし目を編むようにするとわかりやすいですよ!

長編みで1段編み終えたところです。

2段目も同じように長編みで編みます。
増やし目を編む場所は、1段目とは違う場所に編んでください。
どこに編んでも大丈夫です。
好きな場所に編み目マーカーをずらして増やし目を編んでくださいね。

3段目、4段目も同じように、増やし目をする場所をずらしながら、長編みで編みます。

工程8:帽子のふちを細編みで編む
これが最後の工程です。
ネイビーの糸を使って、帽子のふちを細編みで1周編んでください。
グラニーハットが完成しました!

参考までに完成したハットの大きさですが、頭まわりおよそ59cmです。
使用する糸やかぎ針のサイズ、編む人のちから加減によって大きさは異なります。
グラニースクエアハットを編んだ糸と道具
このレシピで使った糸と道具を紹介します。
糸はDarumaのニッティングコットンを使いました。
滑らかで編みやすいので海と糸ではよく使っています。
きなりが2玉、ネイビーが1玉です。
ニッティングコットンのパッケージにはかぎ針7〜8号と記載がありますが、
このレシピでは5号針で編みました。
細めの糸を使った方が、編み目が締まってきゅっとした感じに仕上がるので
個人的に小さめのかぎ針で編むのが好きです。
とじ針もご用意ください。
最後に・・・
グラニースクエアで編むコットンハットの編み方を紹介しました!
工程がたくさんあるので、時間はまあまあ掛かりますが…
一つ一つの工程はそんなに難しい編み方ではないので、必要なのは『根気』と思います!
色違いでお子様とお揃いにするのもいいかもです。
ぜひぜひ編んでみてください!
サマーハットも編んでみませんか?

海と糸の編み物レシピは下記にまとめました。
