プラスチックフリー

重曹×ハッカ油×ココナッツオイルで人と地球にやさしい歯磨き粉作り

こんにちは。海と糸です。

このブログは編み物でプラスチックフリーをテーマに地球にやさしい暮らしを紹介しています。詳しいプロフィールこちらから。

 

わたしはレジ袋の有料化をきっかけにプラスチックフリーに興味を持ち、できるだけ地球にやさしい暮らしを心がけるようになりました。

まずは自分のできる範囲で少しずつ、プラスチックを減らすようにしています。

そんな中、歯磨き粉を手作りできると知り、やってみたい!と思い立ったのです。

ということで、今日は手作り歯磨き粉の作り方と地球にやさしい歯磨きについてまとめてみます。

食品だけで作れる歯磨き粉

参考にしたのは下記のプラスチックフリー生活という本です。

 

この本で紹介されている手作り歯磨き粉のレシピを少しアレンジして作っています。

材料は下記の通りです。

  • ココナッツオイル(大さじ1)
  • 重曹(大さじ1)
  • ハッカ油(お好みで私は5滴ほど)
  • 歯磨き粉を入れる容器

手作り歯磨き粉の作り方

作り方はとっても簡単なんです!

  1. 歯磨き粉を入れる容器を熱湯消毒する
  2. ココナッツオイルと重曹を入れてよく混ぜる
  3. ハッカ油を加えてさらに混ぜる

以上!

このレシピ、材料全て『食品』というのがポイント。

・ココナッツオイルはもちろん食品。
・重曹も料理用。
(お掃除用ではなく、必ず料理用を使ってくださいね!)
・ハッカ油は食品添加物として使用できるものを選びます。

使うときはスプーンですくって歯ブラシに乗せて磨きます。

ココナッツオイルは気温が高いとサラサラした液状ですが、気温が下がると固まってきます。

冬になるとちょっと使いずらいですね。

手作り歯磨き粉を入れるケースは卓上からし入れ

手作り歯磨き粉の存在を知りながら今まで作らなかった理由は『ちょうどよい入れ物が見つからなかった』からなのです。

食器屋さんでたまたまこの『からし入れ』を見た瞬間、これだ!と思いました。

プラスチックフリーであることはもちろん、口に入れるものなので蓋が欲しい。

しかも簡単に開け閉めでできるやつ。

それから、

2~3週間で使いきれる大さじ1~2杯ほどの量にちょうど良い大きさであること。

歯磨き粉をすくうための小さなスプーンがついていれば最高。

これら全てを満たすのが、卓上のからし入れ!


ガラス製の「ラー油入れ」もいい感じです。

手作り歯磨き粉を使うメリット

食べられる材料で作っているから安心、というのももちろんありますが、手作り歯磨き粉のメリットはそれだけではありません。

市販されている歯磨き粉のほとんどはプラスチック製のチューブに入っています。

このチューブ、リサイクルが難しいのだそうです。

そしてもう一つ、歯磨き粉の中にはスクラブ剤としてとても小さなプラスチック「マイクロプラスチック」が添付されている場合があるそう。

このマイクロプラスチックはとても小さいので下水処理場から海へ流れ出て、海の汚染に繋がります。

手作り歯磨き粉を使ってみて

手作り歯磨き粉を使うようになって1カ月が経ったので感想など書いてみます。

最初はココナッツオイルと重曹だけで作ったものを使っていたのですが、私はココナッツの香りがあまり好きではありませんでした。

ハッカ油を加えたことでココナッツの香りが気にならなくなったのと、歯磨きの後に口の中がすっきりするようになりました。

市販の歯磨き粉のような泡立ちと爽快感がないので最初は何となく物足りない感じがありましたが、より丁寧に歯磨きをするようになった気がします。

歯ブラシもプラスチックフリー

歯磨き粉のプラスチックフリーに併せてぜひやっていただきたいのが歯ブラシのプラスチックフリー。

私はだいたい1カ月に1本程度の頻度で歯ブラシを買い換えます。

ということは、1年で12本。10年で120本。30年なら360本。

これから先一体何本の歯ブラシを使うでしょうか。

そのプラスチック歯ブラシはプラスチックごみとなり、いつまでもこの地球上に残るわけです。

おすすめのエコ歯ブラシ

最近は環境に配慮した木製の歯ブラシも見かけるようになりましたが、私のおすすめは下記の歯ブラシです。

木製歯ブラシは海外製であることが多く、そのせいかヘッド部分が大きく磨きずらいというのが率直な感想です。

この歯ブラシは日本の材料を使った日本製というのは大きな魅力。

さらに、ヘッド部分の大きさも一般的な歯ブラシと変わりません。

そして何より驚くことに生分解されるため使用期限があるのです!

私が使っている歯ブラシにも使用期限がしっかり記載されています。

そもそもこの歯ブラシは化学物質に敏感な人のために開発されたそうです。

そのため、柄の部分は竹繊維と生分解性樹脂でつくられ、ブラシには天然毛が使われています。

この歯ブラシは現在MEGURUというブランドにリニューアルしています。

人に優しく、地球資源を大切にしたいという会社の思いが強く伝わってくる歯ブラシです。

ものを買うときはそこに込められた「想い」や、どんな会社が作っているのか、そういったところに関心を持つようになりました。

できるだけ地球を大切に思う人や会社から購入したいからです。

まとめ

歯磨き粉を自分で作るなんて、考えたこともありませんでしたが、食べられるものだけで作っているという安心感があります。

歯ブラシもプラスチック製品の代表格。

プラスチックごみを減らすため天然素材の歯ブラシを選ぶようにしたいと思いました。

ちなみに、重曹、ハッカ油、ココナッツオイルは歯磨き粉以外にもたくさんの使い道がありますのでこれから少しずつ紹介していきたいと思います。

 

【ハッカ油活用法】虫よけスプレーと消臭ボトルを作りました以前、北海道で暮らしていた頃に出会ったのが「ハッカ油」 北海道北見市の名産品です。 夏の北海道で訪れたあるお店ではっかの香り...
【重曹でお掃除】地球に優しいお掃除術で心地よく暮らすカナダのおばあちゃんに教えてもらったコットンのDish Clothをきっかけに地球に優しい暮らし方を実践しています。 今日はそんな...