先日よりminneで販売を開始しました折りたためるマルシェバッグ
minneさんがピックアップしてくださったり、インスタでご紹介くださったおかげでたくさんの方に目に留めて頂き大変ありがたく思っています。
本当にありがとうございます。
商品説明欄には書ききれない想いがありますので、今日はそのことを記事にしてみたいと思います。
オンラインショップを始めるまでの話

編み物とプラスチックフリーをテーマにしたブログを書こうと思ったのは、2020年の6月頃です。
海に浮かぶポテトチップスの袋を見つけて『私に何かできることはないだろうか』と考えプラスチック問題について調べることにしました。
そんな中で、食器洗いスポンジのかけらが排水溝から海へ流れ出て、マイクロプラスチックになっているという記事を目にします。
編み物される方はご存知と思いますが、エコたわしといえばアクリル糸で編んだものがよく知られています。
とてもショックでした。
環境に良いと思って使われているエコたわしがプラスチック汚染の原因になっているかもしれないなんて・・・
その時、思い出したのがコットンの食器洗いを教えてくれたカナダのおばあちゃんです。
編み物好きな方に、糸に関心を持って頂きたい。
「海」をきれいにするために「糸」でできることがあると知って頂きたい、そんな想いでブログの名前を「海と糸」にしました。
最初はプラスチックフリーのことや食器洗いの編み方を記事にして紹介するだけでした。
私が作ったものを販売するより、たくさんの人に編んでみて欲しいと思ったからです。
ところがしばらくすると、あなたが作った食器洗いを使ってみたい、とおっしゃってくださる方がいました。
海を愛する人の食器洗いセット
私が作った食器洗いを使ってみたい、とおっしゃってくださった方がいて
食器洗いセットを販売することにしました。
小さな巾着袋にコットンのDish Clothとジュートで編んだミニたわしを入れて
「海を愛する人の食器洗いセット」という名前をつけました。

海を愛する人の食器洗いセットはこちらからご購入いただけます。
ヒントになったのは、キャンプが好きな友人。
キャンプに行くときは小さな袋に天然素材の食器洗いを入れて持っていくそうです。
海や山や自然を愛する人に使って頂きたいという想いを込めて名付けました。
販売を開始したのは2021年の4月のこと。
しばらくして、本業の仕事が忙しくなった為、編み物の時間が取れずショップは在庫0の開店休業状態に・・・
私の完璧主義な性格が原因で、100点満点のことができないのならやらない方が良いと思っていたのですね。
ネットショップ再開の決意
それから1年後、2022年5月のこと
海を愛する人の食器洗いセットをはじめて使ってくださった方とお会いする機会がありました。
私がもう販売していないということを話すと、とてもがっかりされたようで「やりましょうよ」と声をかけてくださいました。
私は自信がなかったのですね。
それから目立つことへの恐怖感もありました。
出る杭は打たれる、と思っていたので。
たくさんの人に食器洗いを使って欲しい、でも目立つの嫌、批判されるのが怖い・・・
そんな矛盾した気持ちの間で揺れ動きました。
ある日、私は自分の胸に手を当てて、自分の心に問いかけてみたんです。
このままでいいの?
本当にこのままでいいの?
やらなくていいの?
「やってみたい」
消え入りそうな小さな小さな声がしました。
そして、オンラインショップはプラスチックフリージュライにかけて7月に再開することを決めました。
折りたためるマルシェバッグが生まれるまで
ネットショップの再開に当たっていくつか新商品を作ることにしました。
最初からこれは絶対作りたいと思っていたのが、マルシェバッグ
天然素材のかごバッグで、野菜が並ぶマルシェでお買い物そんなのが理想でした。
あるとき、かごバッグが好きな友人に相談したところ、
「かごバッグは好きだけれど買い物には使いづらい。だって折りたためないもの」
と言っていました。
そこで、折りたためるかごバッグをイメージし、ナチュラルな素材でバッグを作ろうと考えました。
まずは、さまざまな糸を検討し、実際に取り寄せてみることに
その中で一番ナチュラルなテイストで、軽くて、編みやすい糸、それが「ささ和紙」という素材でした。
見た目はとても素敵。
撥水加工されていて、汚れがつきにくいというのもいい。
でも、気になったのは、洗えるのか?ということ。
長く使って欲しいから、洗えるということは大切だと思ったのです。
調べてみるとこちらもOK。手洗いが可能な素材でした。
素材が決まると、次はバッグの大きさで悩みました。
普段のお買い物に1つで十分な大きさが欲しい。
とはいえ、女性が一人で持ち歩く量を考えればそんなに大きすぎてもダメ
たくさん入れられるのはいいけど、重すぎたら運べない。
ちょうどいい大きさを試行錯誤しました。
結果として、一般的なレジ袋のMサイズとLサイズのちょうど中間の大きさにすることに。
大きすぎず、小さすぎす、女性が一人で持ち歩くのにちょうど良い大きさにしました。
私の場合、こんなものを作りたい、と考えてから編み始めるのではなく、
編みながら、こんな感じにしたいと修正を加えていくタイプです。


疲れている時は同じように編んでいるはずなのに、大きさが全く違ってしまって苦労することもありました。

特に気をつけたのは持ち手部分
持ち手が取れてしまわないように、何度も何度も細かく縫い付けました。
そうしてようやく完成したのが、こちらの折りたためるマルシェバッグです。

ここまでお読み頂きありがとうございます!
折りたためるマルシェバッグはこちらからご注文いただけます。
長くなってしまいましたので、明日は私が物づくりで大切にしていることについて書きたいと思います。
