気候変動のニュースに触れるたび、あまりに問題が大きすぎて
地球は一体これからどうなってしまうのだろうと、
絶望にも似た気持ちになり
あまりにちっぽけな自分には何もできない
どうすることもできない
その無力感と罪悪感で気分が落ち込み
未来に対する不安と恐怖に心が囚われてしまう。
かつての私はこんな状態でした。
もともとの性格的に心配性、というのもあるかもしれませんが、
人一倍環境問題に対して心を痛めていました。
最近になり「エコ不安症」という言葉を知り、まさに私はその状態だったのだと気づいたんです。
※あまりに不安が大きく、深刻な場合は専門家に相談されることをお勧めします。この記事はあくまで私の個人的な経験談としてお読みください。
エコ不安症とは?

英語ではEco-anxietyと言うそうです。
ここ最近の尋常ではない暑さ
昨年カナダで発生した熱波のことは記憶に新しく
ヨーロッパで起きた洪水や、オーストラリアで発生した火災
こうした様々な気候変動や環境問題に対して強い恐怖心を感じたり
地球の未来に絶望したり、無力感を感じたり、罪悪感を感じてしまっている人がいるそうです。
まさにね、私もこの状態でした。
エコ不安症への対処法
このブログの中でも度々書いていますが、
私自身、環境問題に対して「どうせ私にはどうすることもできない」と思っていました。
プラスチックごみだらけの海の映像を見るのは辛く、
問題はとてつもなく大きなことに感じられて、
私には到底どうすることもできないと諦めにも似た気持ちを感じていました。
でもね、
2020年の夏から自然素材で食器洗いを作り始めて
ほんの些細なことかもしれないけど、プラスチックフリーを心がけるようになって
少しづつ気持ちが前向きになってきたように思います。
そこで私の経験から、エコ不安症かなと思った時の対処法を紹介します。
残酷なニュースから一旦離れる
目を背けるべきではないかもしれないけれど、気候変動の残酷なニュースとは一旦距離を置きます。
問題があまりに大きく、深刻で、自分には何もできないと思ってしまうのを避けるためです。
大切なのは、問題に意識を向けることではなく、
自分にできることに意識を向けることだと思うからです。
自分にできる小さなことを始めてみる
私の場合は、カナダのおばあちゃんが教えてくれたコットンの食器洗いを使うことから始めました。
日常生活からできるだけプラスチックを減らすように、買い物にはマイバッグを持っていったり、水筒を持ち歩くようにしたり。
プラスチックに入ったお弁当を買うのをやめて、自分でお弁当を作るようにもなりました。
さらに、食べる野菜は、環境に配慮した方法で育てられた有機野菜を選ぶようにして、
地球に優しい暮らしにはどんなことをすれば良いのか、日々意識を向けるようになりました。
できるだけ自然の中で過ごす
週末には海へ出掛けて、潮風を感じたり
公園の木のそばで深呼吸をしたり
できるだけ自然の中で過ごすことを心がけました。
自然の美しさ、地球の素晴らしさを感じることで、大切にしようという気持ちが強くなりました。
同じ価値観を持つ人と繋がる
私の場合、日常生活の中でこのような感情を共有できる知人がいませんでした。
環境に優しい暮らしをしたいと思いながらも、普段の生活ではその想いを口にすることができず、孤独を感じることがありました。
インスタを始めたことで、同じ価値観を持つ人と交流を図ることができ、心強いと感じました。
一人じゃないんだと思えたことで、私一人が何かしても無駄だと感じなくなりました。
まとめ
もしもあなたが地球の未来に絶望し、どうすることもできないと感じているのなら
ぜひ下記のことをしてみてください。
- 残酷なニュースから一旦離れる
- 自分にできる小さなことを始めてみる
- できるだけ自然の中で過ごす
- 同じ価値観を持つ人と繋がる
地球の問題に意識を向けるのではなく、
地球の素晴らしさに意識を向け、
どんなに小さくても、できることに取り組んでみてください。
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